・「・ッ・サ・ケ、キ、隍ヲ、ネ、キ、ソ・レ。シ・ク、マ。「ーワニー、キ、ソ、ォコ??オ、?ソ、隍ヲ、ヌ、ケ。」
あなたのお父さん、お母さんはしっかり歩いていますか?もし杖を使って、あるいは歩行器を使ってなんとか歩いているというような状態だとしたら、いまのうちにしっかりした歩行を取り戻しておくことをお勧めします。
以前ご紹介したポールウォーキング。(7月25日「2本のポールを使って介護予防」(長野さん)) 2本のポールを持って歩くだけで、不思議に姿勢がよくなり、前を見て歩けるようになります。気持ち次第で、大股でさっそうと歩くことも夢ではありません。
杖は、弱ったところを補うものとして一時的に役立ちます。しかし、長く使っていて体がゆがんでしまった人のいかに多いことか。2本のポールは、補助にとどまらず歩きを再生させる、生き返らせるプラスの作用を果たします。
米山公啓著「親を元気に育てればあなたの老後も安心です」の有力な具体的方法論として、足の弱い親のためにはポールウォーキングを試してみてください。
元気学校では、NHKに紹介されて以来、体験講習会を何度か開いてきています。このページの映像をぜひ見てみてください。このときの参加者のお一人は、「これまで毎日地面を見て歩いてきたけど、これからは景色を見て歩けます」と満面の笑みを浮かべて語っていました。
一方、同じときに車椅子で来た80歳くらいのおじいさんは、この日はほとんど笑顔を見せず、少し試してはすぐに付き添いの息子さんを呼んで車椅子に戻っていました。ところが、先日は3回目の参加だったのですが、実に意欲的に歩くようになり、歩幅が広がって姿勢もぐんとよくなっていました。そして何より笑顔がいっぱい見られたのです。
[配信協力:Jストリーム]
訓練をすれば本当はまともに歩けるようになる人が、おそらく全国にたくさんいます。「歩く」というただそれだけのことが切実な願いである人たちが本当にたくさんいます。そして、それらの人たちは、医療や福祉の谷間で放置されていると言っても過言ではありません。
あなたのまわりのお父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、そして、おじさん、おばさん、お友達、赤の他人・・・そしてもちろんあなたご自身でもけっこうです・・・何とか歩いているが足が弱っている人がいたら、ぜひ2本のポールで歩いてみようよ、と呼びかけてください。
※ポールウォーキング・参考ページ一覧
◆「歩きたい・・・」という切なる願いを叶えたいから
◆もう「杖」じゃない!2本のポールを持って颯爽と歩く!
◆足の弱い人にオススメのポール
●ポール販売サイト(元気日和)
<めんじょうさとし 元気学校社長>
投稿日: 2008年08月08日 | 固定リンク | トラックバック (0)

「みんなのアンチエイジング」でおなじみの鴇田さんが、「福祉住環境コーディネーター」という東京商工会議所の検定のお手伝いをされていて、合格者でつくる福祉住環境コーディネーター協会の理事であることは、ご存知の方はご存知、ご存じない方はご存知ないと思います(笑)。
その鴇田さんが、このたび「福祉住環境コーディネート実践塾」(あまりに長いので、以下、福祉=F、住環境=J、コーディネーター=Cで、FJC実践塾とします)という、学校?を始められました。正確に言うと、あちこちで行われているFJCの実践のための勉強会や研究会での、先生や参加者の良い取り組みを発信するために「分校」として町田で開校されるそうです。
そもそもFJC検定ってどんな検定なんでしょう?
私もおおまかに聞いているだけですが、福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障害者に対して住みやすい住環境を提案するアドバイザーだそうです。「医療・福祉・建築について体系的で幅広い知識を身 につけ、各種の専門職と連携をとりながら相談者に適切な住宅改修プランを提示したり福祉用具の情報を提供したりする」そうです。たとえば、リフォームの時にどうやったら使いやすい手すりなどをつけるのか、とか、介護が必要になったり、介護を受けないでいつまでも暮らせるようにするには、家や街をどうすればいいか、といった観点でアドバイスなどができる・・・そういう力を認定する検定なんですね。
おもしろいのは、この塾で実際に行われる授業やワークショップ、教材として利用する、福祉や医療の世界で有名な方々の動画を、ストリーミング配信したり、テレビ会議のシステムを使って、町田以外からも授業に参加できるようにしている点です。確かに、いろんなセミナーや学校で、いいことがたくさん語られたり、教えられたりしているわけですが、少数の人しかその話を聞けないのは、もったいないことです。私もぜひのぞかせてもらおうと思っているところです。テレビ会議といっても、まるでむつかしくなく、気軽に利用できるそうですから。
転倒や転落などによってケガをする可能性が少ない家作りをすることは、アンチエイジングの観点からも大切ですし、加齢に伴って起きる視認性の低下への対応や、カラーリングによる心のおちつきなど、FJCのようなアプローチは効果的といえるでしょう。ご興味のある方は、氏の会社のサイト「つながりのデザイン研究所」をごらんください。
(ところで、鴇田さん、暑気払いいきましょう!もちろん鴇田さん持ちで、、、笑)
<めんじょうさとし 元気学校社長>
投稿日: 2008年07月16日 | 固定リンク | トラックバック (0)

6月はノルディックウォーキングの大きな大会が全国3箇所で開かれました。6月14,15日は山形県鶴岡市の湯野浜温泉で、6月21,22日は長野県小海町と宮城県蔵王町でそれぞれ開催されました。ほぼ同じ時期に、3つの地域で、たくさんの人たちが集団でポール(ストック)を持って闊歩したわけです。
「みんなのアンチエイジング」常連の長野さんは小海町へ、私は蔵王に行ってきました。小海はかなり雨が降ったようですが、雨もまた自然ということで受け止め、カッパを着て、松原湖を見下ろす道を歩いたり、吊り橋を渡ったりなど、八ヶ岳山麓の変化のあるコースを楽しんできたようです。
蔵王での2日間、私はほんとうに堪能しました。予報に反して晴れ間も出た1日目は取材の立場で、カメラを手に、荻原次晴さんや高橋直博さんの指導によるウォーキングにくっついて歩きました。荻原さんは、主催の日本ノルディックフィットネス協会(JNFA)の親善大使、高橋さんは元クロスカントリースキーヤーで、フィンランド留学中にノルディックウォーキングに出会い惚れ込んだ人です。日本でただひとり、国際ノルディックウォーキング協会公認インターナショナルコーチという肩書きを持っています。いまもフィンランド人の奥さんと共にフィンランドに住み、指導者として日本やアジア各国の間を飛び回っています。
緑がいっぱいの道をたくさん歩いたあと、中心会場の「ラフォーレ蔵王リゾート&スパ」に戻ると温泉が待っています。カラダを使って、温泉に入って、おいしいものを食べる・・・これが楽しみの3要素です。
晩に行われた「ノルディックウォーキング・コーディネート・コンテスト」は、実に盛り上がりました。ただ運動すればいいというものではない。恰好やファッションもかっこよくいこうよ、という趣旨で行われたもので、文字通りセンスのいいウォーキング・ファッションでキメた人から、サンタクロースの恰好でおどけた人まで、それぞれ工夫をこらした出場者たちが、パーティの客席を練り歩きました。シニアの夫婦の参加もありました。
翌日は、取材は二の次にして、ちゃんとポールを持って歩きました。3キロコースと8キロコースがあって、私は申し込みのときは8キロにしていたのですが、日和って3キロの方にしました。3キロコースにはノルディックウォーキングがはじめてという人も多いので、はじめの方は初心者講習会という感じでした。海老名真綾さん(JNFA事務局長)の指導は実にわかりやすくかつ勘どころを押さえており、指導法自体がたいへん参考になりました。
1日目はポールを持たなかったので、ポールを持つことによって、負荷を全身に分散させて歩くというのがほんとうに快適に感じられました。坂道を登るときにもポールのありがたみを実感しました。
さて、ゴールの牧場にたどりつくと、そこでは「ノルディックウォーキング・ダッシュ」の予選が行われていました。これは、牧場のゆるい斜面95メートルをノルディックウォーキングで駆け上がる競争です。ノルディックウォーキングはふつうは人と競争するものではないのですが、スピードを競う競技にしたのがノルディックウォーキング・ランで、この大会独自の名称として「ノルディックウォーキング・ダッシュ」としています。見るからに体力を消耗する激しい競争です。60~70歳くらいの人も一部混じっていましたが、基本的には若者が有利な競技です。わくわくしながら決勝が終わるまで見入ってしまいました。
ラフォーレに戻って、弁当をいただきながら、ウォーキングで知りあった人たちとも交流。あちこちから来た同好の士たちと知りあう楽しさもこういうイベントの価値だと実感します。
9月にはフィンランドツアーもあるよ、との事務局からの誘いに、行きたいなあという気持ちがムクムクとわいてきました。
<めんじょうさとし 元気学校社長>
投稿日: 2008年07月09日 | 固定リンク | トラックバック (0)

75歳の三浦雄一郎さんは日本時間5月26日10時48分、エベレストの頂上に立ちました。70歳のときから5年ぶり登頂です。以下は、頂上からの三浦さんの声です。
※上のプレーヤーをクリックすると三浦雄一郎さんの声が聞けます。(ミウラドルフィンズ)
ただし、残念だったのは、なんとこの1日前に、76歳のネパール人が登頂して、三浦さんの登頂は「世界最高齢で登頂!」というニュースの見出しにはなりませんでした。ネパール人さん、せめてあと2日待ってくれたらなあ。そうすれば、いったんは世界最高齢で!という大ニュースがかけめぐったものを。ネパール人さんの場合は76歳なのだから、三浦さんのあとであっても、同じ大記録になったのですから。
と、まあ愚痴を言ってもしかたありません。少なくとも、三浦さんのせいでもなんでもなく、三浦さんの登頂成功がたいへんな偉業であることには変わりがありません。
もうひとつびっくりしたのは豪太さんの急病と登頂断念です。8400mへ向けて登攀中、高山病である高地脳浮腫の症状が見られたため、父、三浦雄一郎さんの判断で下山させました。豪太さんは無事安全なところまで降り、幸い体も回復したようです。留守中に、豪太さんには赤ちゃんが生まれたという報があり、雄一郎さんといっしょに無事帰国できることは本当に喜ばしいことです。雄一郎さんは、豪太さんが無事下山したことを、登頂よりもずっとうれしいと表現しました。グッときますね。
さて、三浦雄一郎さんのエベレスト登頂成功は、世の高齢者にたいへん励ましとなることでしょう。65歳の頃は、北海道の数百メートルの山を登るのさえ苦しいような状態に体がなまっていたといいます。それが、一念発起、毎日足と背中にオモリを持って歩き、訓練を続けてきました。また、不整脈の治療の手術を受けることになるなど、普通の人だったらそれだけで登山などあきらめてしまうところです。
三浦さんはある意味でたいへん楽観的な人なのではないかと思います。とてつもない目標でありながら、構えることなく、自然体で、しかし静かな闘志を秘めながら着実に目標に向かって歩いてきました。高地でのキムチ鍋を楽しみにしていたり、ダジャレを飛ばしたりという、とても親しみが持てる面を持っています。
三浦雄一郎さんは、究極のアンチエイジングの見本を示してくれました。医師など専門家がついているとはいえ、決して年齢に無理にさからうというのではなく、むしろ年齢にとらわれない柔軟な気持ちを持ち、実際にこんなことまでできるんだという可能性を示してくれたということがとても大きなことだと思います。
<めんじょうさとし 元気学校社長>
投稿日: 2008年06月06日 | 固定リンク | トラックバック (0)

「上の瞼(まぶた)と下の瞼を合わせ、じいっと考えてりゃあ、会わねえ昔のおっかさんの俤(おもかげ)が出てくる。目をつぶろう。それでいいんだ。」と忠太郎(草彅剛)がつぶやくのは、幼くして別れた母を捜し求めてやっと会えたのに、母に拒絶されたからです。
裕福な料理屋の女将となっている母(大竹しのぶ)は、手放した息子のことを二十年間忘れた日はなかったのですが、突然息子が目の前に現れたときには、自分の息子はとっくに死んだと思わず言って突き放すのです。それは、渡世人の姿の息子を見て、あとの夫との間に生まれた娘の縁談などの行く末に不安を感じたためです。
2年前に菊池寛の「父帰る」と「屋上の狂人」で好演した草彅剛は、今回、それらとはかなり異なる毛色の人間を演じたのですが、なかなかいい味を出していました。それ以上に、忠太郎の母役の大竹しのぶの演技にはほとほと関心してしまいました。気っ風のいい女将ながら、揺れる心を隠すべくもない母の役を実に巧みに演じています。三田和代、高橋長英、高橋克実などのベテラン俳優たちの演技も堪能しました。
長谷川伸のこの芝居「瞼の母」はかなり古い芝居です。しかし、観客の中で長谷川伸という名前を知っている人はごく少数なのではないかと想像しています。私自身、名前は聞いたことがありますが、その芝居は知りません。観客は圧倒的に女性が占め、年代的には中高年も目立ちましたが、数では30代を中心だったように思います。おそらく草彅クン目当ての人が多いのでしょう。
その観客たちを観察して印象的だったのは、とても生き生きしているように感じられたことです。特定のタレントや役者のファンになって、その人が生で見られる、しかも近い距離で見られるという点で芝居というのはたいへんすぐれています。さらに、芝居の場合、演じる人と見る人という立場は分かれているものの、あまり大きくない空間の中で一体となって場を共有する実感を持つことができます。それできっと生き生きと見えるのでしょう。おそらく体にもいい作用が起きていてアンチエイジング効果が生じていると私は想像しています。
「瞼の母」
シス・カンパニー公演
作:長谷川伸、演出:渡辺えり
会場:世田谷パブリックシアター
日程:6月8日まで
<めんじょうさとし 元気学校社長>
投稿日: 2008年05月30日 | 固定リンク | トラックバック (0)

三浦雄一郎さんエベレスト(チョモランマ)登頂が秒読みになってきました。75歳の三浦さんのアンチエイジング実践のクライマックスです。5月8日、オリンピックの聖火隊が登頂を達成、一般登山家の登頂制限が解除され、三浦さんらもいよいよアタックできることになったというわけです。
同行している次男の豪太さんから送られてきた日記(MIURA Qomolangma2008より)によれば「torch success!!!といった言葉が聞こえてきた。僕はまさかと思った。昨日まで、聖火はBC(ベースキャンプ)に戻ったとか、撤退したという話しを聞いていただけに、すぐには信じられなかった」のが、やがて本当だとわかって興奮したそうです。
三浦さんはエベレストBC(標高5360メートル)からディンボチェ(標高4300メートル)へ降りて10日間休んで、最良のコンディションで登頂へという心づもりです。ディンボチェで三浦さんに合流した主治医の小林義典さん(日本医科大)は、「心臓の状態はすごくいい」と太鼓判を押しました。
70歳のときに世界最高齢記録で登って以来5年。75歳になった三浦さんが不整脈も乗り越えて、エベレストの頂きに立つのももうすぐです。ぜひとも無事に達成してほしいものです。
なお、3月の出発直前に行われた記者会見で収録したインタビューをご覧下さい。高地で食べるキムチ鍋がうまいなど、硬軟いろんな話題を語っています。闘志を秘めながらもいたって自然体の三浦さんです。
(取材:元気学校、映像プレーヤー協力:Jストリーム)
[参考]三浦雄一郎さんのエベレスト挑戦関係サイト
*産経ニュース 地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
*MIURA Qomolangma2008
<めんじょうさとし 元気学校社長>
投稿日: 2008年05月19日 | 固定リンク | トラックバック (0)

全身運動になるウォーキング「ノルディックウォーキング」がこの1,2年急速に盛んになっていますが、さすがに冬場にはやる人が減少します。花見の頃から新緑の頃は、秋の頃とならんでノルディックウォーキングの絶好の季節です。各地での体験会などのイベントも盛んになってきました。
元気学校が運営している専門サイト「ノルディックウォーキング・ネットワーク」の「イベント情報」欄では全国の講習会や体験会の開催情報を載せています。試みに、昨年の4月と今月のイベント掲載数をちょっと比べてみたのですが、昨年28件に対して58件とほぼ倍増していることがわかります。
元気学校でも独自に毎月横浜を中心にノルディックウォーキングの体験会を開催しています。
準備や運営はけっこうたいへんなのですが、参加者の満足げな顔を見るとうれしくなってしまって、またやろうという気持ちになります。
ノルディックウォーキング発祥の国フィンランドは世界でいちばんノルディックウォーキングの普及が進んでいる国で、どこの家庭にも専用のポール(ストック)があります。成人の20%が週1回以上ポールを持ってウォーキングをしているとのことです。
実際、フィンランドに旅行に行った人からは、街角でスキーのストックのようなものを持って歩いている人をみかけて、おや何だろうと不思議に思ったというような話を聞きます。
日本ではまだ街角で歩いている人まではなかなか見ません。しかし、先日行った沖縄では、那覇市の新都心では歩いている人をよく見るとか、横浜のみなとみらいでは、若い女性が歩いていたといった“目撃談”を最近よく聞くようになりました。
元気学校が開催している体験会の参加者の一人は、毎日スーパーに買い物に行くときにもノルディックウォーキングで行っているとか、別の人は、毎日駅まで2キロの往復をノルディックウォーキングで歩いていると教えてくれました。
ノルディックウォーキングの体験会に参加した人はまず例外なくこんなにいいものだとは思わなかったという感想を持って帰ります。しかし、自前のポールを購入して、普段の日も自宅まわりでやるところまで踏み切る人はまだ少数です。やっぱり人目が気になるというのがまだ多い感情です。これはある意味で無理もないことですが、スーパーや駅までノルディックウォーキングで歩いている人は、人の視線はまったく気にならないと言っています。実際、街中を歩いてみるとわかりますが、通りがかりの人はそれほど見ているわけではないんですね。
いずれにせよ、街中であたりまえのようにノルディックウォーキングで歩いている人のことを少しでも知らせていくこと、つまりデモンストレーション効果を発揮することが心理障壁を除いていくことにつながるのでしょう。
まだ体験されてない方は、ぜひいちどやってみませんか?「ノルディックウォーキング・ネットワーク」をのぞいて近くでやっている体験会を探してみてください。
<めんじょうさとし 元気学校社長>
投稿日: 2008年04月30日 | 固定リンク | トラックバック (0)

「親は子供を危ない目に合わせる義務がある」と三浦雄一郎さんが語ったと産経新聞の特集記事で知りました。
いまから5年前の2003年、当時70歳だった三浦雄一郎さんは次男豪太さんを連れてエベレスト(8848m)に登りました。75歳で再度挑戦する今回もまた豪太さんを連れていきます。雄一郎さん自身、幼かった頃から、父親の敬三さんについて冬の蔵王に行っていたと語っています。いずれにせよ、なかなか言えない言葉で、私は感動を覚えました。翻って自分と子供との関係を振り返らせられます。
出発を間近に控えて先日開かれた記者会見では、多数の報道陣が集まり、私も混じって参加しました。最初の質問は、テレビの記者から、前回と比べて5歳上がったこのと不安はないか?というものでした。それに対しては、30歳から35歳への変化と比べて70歳から75歳というの は、本来は大きな差なんだろうけど、自分自身は年を取ったという感覚はない。40代の感じであり、山に行けばもっと元気になる、との実に頼もしい回答でした。
75歳の三浦雄一郎さんは不整脈を乗り越えての挑戦です。そのことを質問されて、三浦さんは「人間どこかに病気など不都合があっても、どうそれとつきあうか、めげないでやっていこうという気持ちでできる。障害があればあるほどやりがいもある。」と語っていました。
これまでの登頂の様子を撮った映像を見ると、標高何千メートルものところでちゃんと料理をしているんだなあと印象的でした。私がそのことを質問すると、料理はたいへん楽しくおいしいとのことで、特にキムチ鍋は大好物だとのことです。確かキムチは日頃も好きでよく食べていると以前にお聞きしました。地上では酒もあまり控えず飲んでいるようですが、さすがに高地では酒は飲まないようです。いずれにせよ5,000メートルを超える高地に1ヶ月以上も滞在する計画ですから、緊張をほぐす時間もきっと重要なことなのだと思います。
なお、豪太さんは、アンチエイジング研究の観点から体の測定を担当します。登頂目標は5月16日頃とのこと。登頂成功の吉報を心待ちにしています。

[写真説明]三浦雄一郎さんと次男の豪太さん(元気学校撮影)
<めんじょうさとし 元気学校社長>
投稿日: 2008年03月24日 | 固定リンク | トラックバック (0)

昨年11月のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げた沖縄の佐喜眞保(さきまたもつ)さんを覚えている方もいるかもしれません。変形性膝関節症のための保護装具を開発した人です。
佐喜眞さんは株式会社佐喜眞義肢の社長で、装具の驚くべき効果からたいへん評判になり、経済産業省の「元気なモノ作り中小企業300社」に選ばれました。それがNHKで紹介されて全国から相談がますます殺到するようになりました。いまや連日電話がなりっぱなしという状態です。
先日、佐喜眞さんのところにおじゃまできたのは偶然でした。健康ビジネスをテーマにしたシンポジウムが沖縄であり、私はそのパネラーとして招かれて沖縄に行ったのですが、そのときの聴衆のお一人が、私の話を聞いて佐喜眞さんのところに案内してくれたのです。
佐喜眞さんの説明です。歩くときには、体の重心の負担が足の筋肉にかかります。O脚のようなゆがみはそういう筋肉の衰えからくるとのことです。そのために関節によくない負担がか かり軟骨がすり減って痛みを感じます。佐喜眞さんの装具は、3点支持という方法でその痛みをやわらげ、歩いたり坐ったりすることを容易にします。そして、 少しずつ筋肉を鍛えて、いずれは装具無しで歩けるようにするのが目標だとのことです。
ひとしきり話が進んだところで、佐喜眞さんにノルディックウォーキングの紹介をしました。2本のポールを手に持って後ろに押しながら歩くので、 ウォーキングではあるが全身運動になるとひとこと解説したところで、とにかくやってみようと佐喜眞さんは私が持参したポールを持って、いき なりストラップを迷いなく手にはめ、さっさと歩きはじめました。そして、「これはいい!」という言葉が佐喜眞さんの口からついて出たのです。
初心者の場合、最初ストラップへの手の通し方を迷うのが通例なのに、正しくさっとつけてしまったのでまずびっくりしました。その上、歩き方も普通は多少の手ほどきをしないとポールを杖のように前についてしまったり、足の動きとうまく合わなかったりするところです。ところが佐喜眞さんは、実に自然にポールをあやつって歩き始めてしまったのです。まるでノルディックウォーキングを以前から知っていたかのようです。
高齢社会がますます進行するこれからの日本ですが、膝関節症で困っている人を助けるのと同時に、膝を痛めないように予防することの重要性がますます高まっていくでしょう。佐喜眞さんはちゃんとだいじにしていけば足腰は一生だいじょうぶなはずと言っています。そういう意味で、ノルディックウォーキングは佐喜眞さんの領分とちょうど補完関係となってたいへん大きな役割を果たすのではないかと、改めて私は確信しました。
(シンポジウム終了後の交流会で声をかけてくださったのは、OKINAWA型産業振興プロジェクト推進ネットワークのクラスターマネージャーの玉城昇さん。ご都合のつかない玉城さんにかわって現地まで連れて行ってくださったのは同ネットワーク調査員の大城周児さんです。玉城さん、大城さんには大感謝です。)

株式会社佐喜眞義肢
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」2007年11月13日放送
OKINAWA型産業振興プロジェクト推進ネットワーク
<めんじょうさとし 元気学校社長>
投稿日: 2008年03月19日 | 固定リンク | トラックバック (0)

もうすぐ新年度になりますが、健康保険法の改正によって、40~74歳の全国民を対象に「特定健診」が行われるようになります。その結果問題ありと認められた人に対しては「特定保健指導」が実施されます。
これらは法的な義務であり、大企業の社員は健康保険組合、中小企業は政府管掌健康保険、自営業者らは市区町村国保が対応します。一定の効果が出ない場合は“罰金”(後期高齢者医療制度への支援金)も科されるそうです。しかし、健診の方は従来の延長でできるとしても、保健指導については、実際のところどのようにやればいいのか決めかねて困っている企業や自治体が多くあります。
特定保健指導を担当できるのは医師、管理栄養士、保健師の3職種です。しかし、現実にこれら3職種で行き届いた保健指導ができるかという問題があります。
まず、医師ですが、医師ははたして栄養や運動を中心とする保健指導ができるでしょうか?医師の大多数がこれまでやってきたことは、予防医学(医療)ではなく、すでに病気にかかっている人の治療です。その治療も、主として体の症状をもとに行っているのであり、その人の日頃の生活習慣やライフスタイルを聴取して行っているわけではありません。そもそも“3分診療”と呼ばれるように、たくさんの患者をこなさなくてはならない状況の中で、症状以外の生活面の話を患者から聞き取ることなどなかなかできない相談です。
つまり、当面の治療はできるが、長期視野での予防については、従来の医師は向いてないということです。医師は医療の専門家だが、健康の専門家ではないと言われるのもそういう背景からです。
では、管理栄養士はどうか。管理栄養士の役割は、名称がずばり示していて、栄養指導が基本です。そういう意味では、保健指導の重要な一側面を担うことができると思われます。ただし、運動面については、あまりカバーできないということが言えましょう。
そして、保健師です。保健師という名称はまだなじみのない人が多いかもしれません。でも、保健婦なら聞いたところがあるでしょう。保健師は、かつて女性だけの職種だった保健婦が、男女対象の職種として衣替えされて名称も変更されたものです。看護婦が看護師に変わったようなものです。
名称のいわれはともかくとして、保健師の役割は何でしょうか。村上龍さんが青少年向けに作った職業ガイドブック「13歳のハローワーク」の公式サイトによると、「市町村役場や地域の保健所、保健センターなどに勤め、住民の健康を守り、促進することに努める。相手は、赤ちゃんからお年寄りまであらゆる年齢層にわたっており、それぞれの人の生活や健康状態を聞きながら、適切な措置やアドバイスをしていく。そのため、保健師として働くためには、幅広い知識や視野、あたたかい人間性、しっかりした体力と精神力が欠かせない。」とあります。
これを文字通り受け取ると、特定保健指導の担当3職種の中では、保健師がいちばん向いているように思われます。確かに総合的なイメージがあるのですが、現在の保健師に栄養と運動を軸とした具体的な生活改善指導が、実際にどれだけできるのかは疑問も残ります。
こうして見ると、どの職種も必ずしもぴったりとは言えず、お互いに協力し合うことが必須です。また、健康運動指導士など運動の指導を行う職種が入ってないのはかなり問題です。食と運動はセットで指導されなければ理想的な生活指導(生活習慣指導)にはなりません。これは近い将来の制度改善の際、ぜひ正してほしいところです。
<めんじょうさとし 元気学校社長>
投稿日: 2008年03月14日 | 固定リンク | トラックバック (0)

もうすぐ新年度になりますが、健康保険法の改正によって、40~74歳の全国民を対象に「特定健診」が行われるようになります。その結果問題ありと認められた人に対しては「特定保健指導」が実施されます。
これらは法的な義務であり、大企業の社員は健康保険組合、中小企業は政府管掌健康保険、自営業者らは市区町村国保が対応します。一定の効果が出ない場合は“罰金”(後期高齢者医療制度への支援金)も科されるそうです。しかし、健診の方は従来の延長でできるとしても、保健指導については、実際のところどのようにやればいいのか決めかねて困っている企業や自治体が多くあります。
特定保健指導を担当できるのは医師、管理栄養士、保健師の3職種です。しかし、現実にこれら3職種で行き届いた保健指導ができるかという問題があります。
まず、医師ですが、医師ははたして栄養や運動を中心とする保健指導ができるでしょうか?医師の大多数がこれまでやってきたことは、予防医学(医療)ではなく、すでに病気にかかっている人の治療です。その治療も、主として体の症状をもとに行っているのであり、その人の日頃の生活習慣やライフスタイルを聴取して行っているわけではありません。そもそも“3分診療”と呼ばれるように、たくさんの患者をこなさなくてはならない状況の中で、症状以外の生活面の話を患者から聞き取ることなどなかなかできない相談です。
つまり、当面の治療はできるが、長期視野での予防については、従来の医師は向いてないということです。医師は医療の専門家だが、健康の専門家ではないと言われるのもそういう背景からです。
では、管理栄養士はどうか。管理栄養士の役割は、名称がずばり示していて、栄養指導が基本です。そういう意味では、保健指導の重要な一側面を担うことができると思われます。ただし、運動面については、あまりカバーできないということが言えましょう。
そして、保健師です。保健師という名称はまだなじみのない人が多いかもしれません。でも、保健婦なら聞いたところがあるでしょう。保健師は、かつて女性だけの職種だった保健婦が、男女対象の職種として衣替えされて名称も変更されたものです。看護婦が看護師に変わったようなものです。
名称のいわれはともかくとして、保健師の役割は何でしょうか。村上龍さんが青少年向けに作った職業ガイドブック「13歳のハローワーク」の公式サイトによると、「市町村役場や地域の保健所、保健センターなどに勤め、住民の健康を守り、促進することに努める。相手は、赤ちゃんからお年寄りまであらゆる年齢層にわたっており、それぞれの人の生活や健康状態を聞きながら、適切な措置やアドバイスをしていく。そのため、保健師として働くためには、幅広い知識や視野、あたたかい人間性、しっかりした体力と精神力が欠かせない。」とあります。
これを文字通り受け取ると、特定保健指導の担当3職種の中では、保健師がいちばん向いているように思われます。確かに総合的なイメージがあるのですが、現在の保健師に栄養と運動を軸とした具体的な生活改善指導が、実際にどれだけできるのかは疑問も残ります。
こうして見ると、どの職種も必ずしもぴったりとは言えず、お互いに協力し合うことが必須です。また、健康運動指導士など運動の指導を行う職種が入ってないのはかなり問題です。食と運動はセットで指導されなければ理想的な生活指導(生活習慣指導)にはなりません。これは近い将来の制度改善の際、ぜひ正してほしいところです。
<めんじょうさとし 元気学校社長>
投稿日: 2008年03月14日 | 固定リンク | トラックバック (0)

元気学校では先日、横浜の「港の見える丘公園」を会場に、ノルディックウォーキング体験会を開催しました。昨年、東京や鎌倉などで体験会を7回行いましたが、今回から毎月定例的に開催していくことになりました。
神奈川県逗子に住む40代の女性Kさんはいまや体験会の常連です。毎日自宅から往復4キロをノルディックウォーキングで歩いているそうです。2本のポール(ストック)を持って歩くことで全身をほどよく使うし、膝に負担がかからないため、とても爽快だといいます。本当にいいものを教えてもらった、と感謝の言葉をいただきました。
横浜市緑区に住む60代の男性は、これまで120日間ほとんど欠かさずノルディックウォーキングをやってきたそうです。近くで講習会や体験会がなかったので、ポールを買ってDVDを見ながら一人で近くの河川敷でやってきたそうです。今回、思い切って体験会に参加したのは、自己流のやり方が間違ってないかどうかを確認したかったそうです。ほぼ正しかったということで安心していました。
ふたりとも人目を気にすることなく、日課として続けてきていることに私は感動し、また勇気づけられました。私自身は週に2,3回がせいぜいですので。
これまでのノルディックウォーキング体験会の参加者の年齢分布を見ると、下は20代から上は80代まで幅広い層にわたっていますが、しいて言えば40~50代が中心です。ところが、昨年、産経新聞に取り上げていただいたとき以来、70~80歳という高齢の方々からも足腰や膝が弱くなっているのを何とかしたいという切実な訴えがよく届くようになりました。今回の体験会でも、そういう意識で参加した60代以上の人が目立ちました。
首都圏のJRの駅では、ここ数年急速に上り下りのエスカレーターとエレベーターが増えました。20代,30代の足腰の元気な層でも大部分の人が階段を登らずにエスカレーターに乗っています。60,70代になって足腰が弱った人にとってノルディックウォーキングは福音ではありますが、本来は若いうちから心がけて足腰を鍛えておくのが理想的でしょう。しかし、いまエスカレーターに乗っている若い人たちに向かって、階段を登ろうと呼びかけても反応は鈍いに違いありません。やはり、人間は当面楽できれば楽をしたいもので、問題に直面してはじめて行動するというのが自然なのでしょう。
<めんじょうさとし 元気学校社長>
投稿日: 2008年02月27日 | 固定リンク | トラックバック (0)

文藝春秋2月号に「不老革命・・・アンチ・エイジングの衝撃」という座談会が載っています。参加者は立花隆さん、茂木健一郎さんら著名な5人の人たちです。中身より前に、私が注目したのはタイトルの「アンチ・エイジング」という表記です。どういうことかというと、「アンチ」と「エイジング」の間に中黒(・)が入っているのです。いまご覧いただいている「みんなのアンチエイジング」のタイトルと比べてみてください。中黒はありません。一般の新聞や雑誌、テレビでも「アンチエイジング」と中黒を入れないで表記しているのが普通です。
これはきっと編集部がわざと入れたのに違いありません。確かにアンチエイジング(antiaging)という西欧の言葉のもとの意味には、医学などの科学技術によって自然を征服するという「アンチ」のニュアンスがあります。玄侑宗久さん(僧侶)の「私はそのアンチ・エイジングという言葉が嫌なのです。老いを否定的に捉えるニュアンスが入っている。」という発言からは、エイジング=老いることがよくないことだというニュアンスも感じられます。
しかし、このところの日本でのアンチエイジングについての盛り上がりの中身はといえば、医学的な若返り術を施すといったことは実は予想されたほどの人気ではなく、むしろ食べ物や運動を重視して健康寿命を伸ばしましょうという堅実な考え方の方が意外にも主流となっています。
だったら昔からの健康法と変わらないじゃないか、どうしてわざわざアンチエイジングという言葉を使わなければならないのかという疑問が生じても不思議ではないですが、昨今のように、高齢化が急速に進み、予防医学や介護予防が重視される時勢における今日的なキャッチフレーズだと思えばおかしくはないでしょう。
そのときに、<アンチ>のニュアンスがない方がいいということで、ナイスエイジングとか、ナチュラルエイジング、スローエイジング、サクセスフルエイジングといった代替案が各方面から提案されています。しかし、いかんせん、マスメディアにおいては、すでに圧倒的に「アンチエイジング」が一般的な言葉になっていて、いまから新たな言葉に代えようとしても無理というものです。
そこで、私はせめて中黒を入れずに「アンチエイジング」と表記して、途中で息を継がずに一気に読み(笑)、健康長寿の意味でとればいいじゃないかと思うのです。あるいは、こんなふうに年齢を重ねていくといいなという、好ましいエイジングの意味を新たに込めていけばいいじゃないかと。
<めんじょうさとし 元気学校社長>
投稿日: 2008年02月06日 | 固定リンク | トラックバック (0)

正月早々朝4時に起きて「箱根ノルディックウォーキング駅伝」に参加したのをきっかけに、今年は朝型の生活にしよう!と誓ったはずでした。しかし、まるでヘビースモーカーの禁煙宣言のようになってしまいました。いまではすっかりまた夜型の生活です。4時とは言いませんが、遅くとも7時には起きて、朝の澄んだ空気を吸ってノルディックウォーキングをやろう!と誓ったはずだったのです。しかし、夜更かしをするのは楽ですが、起床時間を早めるというのは本当にたいへんです。
世の中を見渡すと、最近朝型のライフスタイルが注目されています。「朝時間.jp」はそのトレンドを先取りして2006年に登場したサイトです。「お取り寄せネット」で有名な粟飯原理咲さんが企画したもので、初めて知ったときは切り口がとても新鮮な印象でした。「朝美人」へのインタビュー、「世界の朝」、「朝のことば」など「朝」という時間でくくったさまざまなコンテンツがたくさん載っています。「ひとこと朝宣言」というのもあり、読者が毎日「昨日の分まで働く」とか「感謝の気持ちを忘れない」などといったメッセージを寄せています。「まあぼちぼちいこうや」などというのもありました。そういう誰かのメッセージを朝に見て、そうだな、きょうもやってみようかなどという気持ちになったりするのでしょう。
八ヶ岳南麓を発信源にしている「日本一の朝プロジェクト」というのも私の注目事例です。初めて見たのはNHKの朝の中継でした。八ヶ岳を望む朝の高原にたくさんの人が集まってノルディックウォーキングをやっている光景が写っていました。日本一の朝プロジェクトのサイトを見ると、そのほかにも朝ヨガ、バードウオッチング散歩、酪農体験などのプログラムを用意していることがわかります。
自分たちの日常的な朝を演出し、気持ちの交流をはかる「朝時間.jp」。いつもというわけにはいかないけど、たまに高原まで出かけていってとっておきの朝を体験する「日本一の朝プロジェクト」。谷口正和さんの近著「時間単位の市場戦略」(2007年11月、講談社)に照らすと、これらふたつはいわば時間単位のマーケティングの代表的実践例と言えそうです。「「時間」で市場を読む。「時間」で顧客を見る。新しい価値創出の突破口は「時間」になった。顧客のライフスタイル要請を「時間」という視点から切りなおした時、そこに今までにないニーズとシーズが見えてくるだろう。全ジェネレーションが、人生という「時間の物差し」で生活をデザインしていく時代に入ったの である。」(ビジネスネット書店クリエイジに載っている同書の紹介文から)というのが谷口さんの提示する時間マーケティングの考え方です。
どうやら「朝式アンチエイジング」を追求してみる価値がありそうですね。
<めんじょうさとし 元気学校社長>

投稿日: 2008年01月30日 | 固定リンク | トラックバック (0)

正月恒例の箱根駅伝は今年もなかなかドラマチックでした。その箱根駅伝終了の翌日、テレビ中継車も観客もいないもうひとつの箱根駅伝が行われました。とはいっても走るのではなく、ポール(ストック)を持って歩くノルディックウォーキングの駅伝です。
全身運動型のウォーキングであるノルディックウォーキングが、昨年、急速に世の中に知られるようになり、やってみようという人が増えてきています。そうした中、ますます普及のはずみがつきそうな新年の正月に“キックオフイベント”をやろうと、我が国有数のフィットネスインストラクターの畑顕治さん(みんなの体育代表)が思いついたのです。
急な企画の割には参加者がよく集まりました。さまざまな年齢層からなる男女24人です。そのうち畑さんを含む6人は、ノルディックウォーキングの世界で名前がとどろいているハイレベルの講師級の人たちです。コースはさすがに東京からというのはきついので、箱根湯本から芦ノ湖までの5区間、全18キロとしました。
おもな人たちはまだ真っ暗な朝6時に鎌倉に集まって、クルマで箱根湯本に向かいました。海岸道路を走っている途中、後方には、海の向こうから日の出の太陽がみるみる上がり、前方には富士山が大きくそびえていました。なかなか感動的な朝です。
湯本駅前で、ストレッチ体操をして、まだほぐれていない体を柔らかくしていよいよ出発です。1列縦隊で道路の左側を歩いていきます。緩やかなな坂道を登っていくのですが、腕に持っているポールで押していくので、足の負担が軽減されて坂が苦ではありません。ポールを持つことで、不思議に姿勢もよくなって、歩幅も自然に広くなり、大胆に颯爽と歩いていく感じになります。10分、15分と歩き続けるうちに、体も暖まり、ノルディックウォーキング特有の快適さを実感するようになります。おそらく全身を使うことから来る快適さなのでしょう。
ノルディックウォーキングでのはじめての箱根路は、さして問題はありませんでしたが、道路の側溝にかぶせてある格子状のフタにときどきポールの先が入ってしまうことがあり、これだけは少々気になりました。クルマが多数行く横を歩くということで、次回からは箱根でもハイキング道のようなところをコースにすることもいいかもしれません。
ノルディックウォーキングのいいところは、ランニング並みの有酸素運動でありながら、同行の人と話をしながら歩けることです。ゲーム性もない運動なのに、はじめて体験した人が「楽しい」という感想を持つのはそういう面から来ることもあるでしょう。変わりゆく箱根の景色を楽しみながら仲間といっしょに歩くということは本当にすばらしいことでした。
講師陣のうちの3人は、とうとう全コース18キロすべてを歩いてしまいました。そのひとり、キャラバンの伊藤さんは「歩いて登ることで、クルマでは気付かない発見がたくさんあった」と感想を語っていました。変わった建物や「土木遺産」など印象に残るものがいろいろあったようです。
社会的に非常に価値あるものだとの確信を持って多くの人たちの指導に当たり、普及活動に取り組んでいる人たち。そういう立場にある人たちが共につどい、いっしょに山道を登って湖の畔までたどりついたという今回の経験はたいへん大きな喜びだったようです。もちろん一般の参加者の人たちも満足感にひたっていました。芦ノ湖畔のレストランでの打ち上げ会は、笑い声で包まれていました。
<めんじょうさとし 元気学校社長>

投稿日: 2008年01月23日 | 固定リンク | トラックバック (0)

この欄でもご紹介した「日米スーパーシニア親善野球」の試合が無事12月18日・19日の両日、オアフ島・真珠湾に近いワイパフにあるハンズ・ロレンジ・フィールドで行われました。
試合結果は米国チーム「Kids & Kubs」の一方的な勝利となりました。何しろ普段からチームをつくって鍛えているのに対して、日本側は、今回を機に全国から集まったにわかチームですからいたしかたありません。試合結果はともかく、真珠湾攻撃から60年以上の歳月を経て、日米の元兵士たちの間で、さまざまな交流が行われたとのことで、たいへん有意義な企画だったと言えましょう。
「Kids & Kubs」は米国フロリダ州セントピーターズバーグという街にある、75歳以上が入団資格で平均年齢が80歳を超える野球チームです。このチームには、太平洋戦争に従軍し、日本軍と戦った経験をもつ選手が15人もいて、彼らは「戦争で日本人と戦ったが決して日本人が憎かったわけではない。平和になった今、かつて武器を手にして戦ったが、それをバットとボールに持ち替え野球で試合がしたい」という願いを持っているとの話を、在米の日本人石田さんが旧知の大社さん(NPO法人グローバルキャンパス理事長)にメールで知らせてきたのがそもそもの始まりでした。大社さんは2007年1月、セントピーターズバーグにこの野球翁たちを訪ね、日本チームとの親善試合を希望するという15名の人たちの意思確認をしてきました。
その後、日本各地からの参加者の募集やスポンサー探しなどで大社さんは奔走し、たいへん苦労しながらも、ついにハワイでの試合にこぎつけたのです。日米の70代の人たちが、ハワイにまで出かけていって野球の試合をするなんて途方もないことが本当に実点してしまいました。推進役となった大社さんの努力もさることながら、日本各地からはせ参じた70代のおじいさんたちの心意気がすばらしいですね。
「Kids & Kubs」の合い言葉は「75歳なんてなんのその、おれたちゃ若さあふれる75歳!」だそうです。まさにアンチエイジングの実践者たちです。
[参考]
米国ABC NEWS
右上の画像をクリックすると放送された動画が見られます。
<めんじょうさとし 元気学校社長>

投稿日: 2008年01月07日 | 固定リンク | トラックバック (0)

野田秀樹率いるNODA・MAPの「キル」を東京渋谷のシアターコクーンで見ました。キルは1994年にNODA・MAPの旗揚げ公演として堤真一、羽野晶紀の主演で上演され、その後97年に堤真一、深津絵里を起用して再演されています。それから10年、演出はほとんど変えずに、キャストを一新したのが3回目の今回です。
チンギスハンの世界征服の物語を、ファッション界の攻防でなぞらえた話になっています。服を着る(キル)ことは人生を生きること。キルは切るとkillもかけています。征服ならぬ制服など、言葉遊びが随所に見られます。「夜が銀色に見えたら、それはぼくが捧げる指輪です」なんて、思わずメモしておきたきたくなるようなカッコイイせりふもたくさん出てきます。
広末涼子を見直しました。これまで特に注目したことはなかったのですが、なかなか魅力的でとてもいい。広末は、妻夫木聡演じるテムジン(チンギスハン)が恋する相手のシルク役です。「何より冒頭でしっかりと彼女(シルク)の透明感や美しさを印象づけるを大切にしたい」とパンフレット掲載のインタビューで語っています。実際そのとおりになっています。
自分には蒼き狼の血が流れているのだと強烈に意識している妻夫木テムジンは、シルクに対して「オレとやらせろ」などと口走る粗野な人間ですが、文盲のテムジンとシルクのために手紙を代筆して間を取り持つ結髪(勝村政信)のおかげで急速に二人は接近します。代筆をしながらそこにシルクに対する自分の気持ちを込めるようになる微妙な心理を勝村が好演していて、なかなかの味を見せていました。「やりたい」とはやる妻夫木テムジンに対して、「小劇場出身の女じゃないんだから簡単にはやらせないよ」などと勝村結髪が言うのには大笑い。NODA・MAPの前身は夢の遊眠社という小劇場です。
テムジンの母を演じる高橋恵子をはじめ、山田まりや、高田聖子、村岡希美、市川しんぺー、中山祐一朗、小林勝也、それにもちろん野田秀樹と、全員の名前を記しておきます。パンフレットのインタビューで何人もの口から出ているのは「楽しい」という言葉です。野田はかなり自由に役者自らに工夫させているようです。
蒼き狼とまぎらわしい蒼い狼というニセブランドが出てきて、テムジンは対決姿勢を取ります。しかし、結局、制服をやっきになって売ることをやめること、自らの心の中の征服心を消し去ることに思い至ります。自由こそがこの芝居のテーマなのでした。
完成度の高い野田秀樹の芝居を一度見てみませんか。「キル」は来年1月31日までやっています。連日わずかですが当日券も用意されています。
ヴェニスを見て死ねの言葉は最近聞かれなくなりましたが、それをもじって言えば、野田を見て死ね・・・です。
(写真)東急百貨店本店にかかる「キル」の垂れ幕
<めんじょうさとし ノルディックウォーキング・ネットワーク(元気学校)>

投稿日: 2007年12月26日 | 固定リンク | トラックバック (0)

10人や20人くらいの小規模であれ、野外で講習会や体験会といったイベントを開催するというのは、たいへん手間がかかります。それでも私がイベントを続けていきたいと思うのは、ほかの方法では得がたいものがそこにあるからです。
元気学校では、いまいちばん力を入れているノルディックウォーキングの体験講習会を今年4回開きました。規模はいちばん多いときで約50人です。
うれしいことに産経新聞をはじめ活字メディアで何度か取り上げていただいていますが、記事を見て電話で申し込んで来られるのはたいていインターネットを使ってない人です。募集要項も会場の地図もサイトにあげてありますからそれを見てください、などというわけにはいきません。中にはFAXを持ってない人もいます。
そういうたいへんさはあるのですが、電話でじかに消費者の声を聞くことは非常に貴重です。通じるのがあたりまえと自分たちが思っていたことがなかなか通じないといった発見があったり、また、たとえば脳梗塞をやって足や腕が思うように動かない、といった身の上話を聞くことがあります。
一方、ネットでの申込受付けはすべてスムーズにいくかというと、メールアドレスが不備で返信しても戻ってきてしまう人がいたりして、それなりに手間がかかります。返信が来ないと連絡をもらったものの原因がわからず、いろいろ調べているうちに、セキュリティ機能が働きすぎて?「迷惑フォルダー」に直行していたというようなケースもありました。
そのほか準備段階では、事前に会場の使用許可申請を出すとか、コースの下見をしておくとかいろいろやることがあります。知っている場所であっても、実際に集団でノルディックウォーキングをするという気持ちで歩くと、道が狭いところがあったり、路面がポール向きでないところがあったりという発見があります。また、トイレの場所とか飲料が買える場所なども重要です。
そんな手間暇をかけても、なんとか開催にこぎつけ、姿勢がよくなったとか、全身運動になるのを実感した、膝への負担が軽くてよかった、いっしょに歩くのが楽しい、これを機会にぜひ続けたいなどといった感想を口々に語るのを聞くと、準備の苦労など吹っ飛んで、本当にうれしい気持ちになります。
今月(12月)22日に横浜でノルディックウォーキングの体験会をやります。日本でもブーム間違いなしの“アウトドア・アンチエイジング”をみなさんも楽しく体験してみませんか?
<めんじょうさとし ノルディックウォーキング・ネットワーク(元気学校)>

投稿日: 2007年12月17日 | 固定リンク | トラックバック (0)

10人や20人くらいの小規模であれ、野外で講習会や体験会といったイベントを開催するというのは、たいへん手間がかかります。それでも私がイベントを続けていきたいと思うのは、ほかの方法では得がたいものがそこにあるからです。
元気学校では、いまいちばん力を入れているノルディックウォーキングの体験講習会を今年4回開きました。規模はいちばん多いときで約50人です。
うれしいことに産経新聞をはじめ活字メディアで何度か取り上げていただいていますが、記事を見て電話で申し込んで来られるのはたいていインターネットを使ってない人です。募集要項も会場の地図もサイトにあげてありますからそれを見てください、などというわけにはいきません。中にはFAXを持ってない人もいます。
そういうたいへんさはあるのですが、電話でじかに消費者の声を聞くことは非常に貴重です。通じるのがあたりまえと自分たちが思っていたことがなかなか通じないといった発見があったり、また、たとえば脳梗塞をやって足や腕が思うように動かない、といった身の上話を聞くことがあります。
一方、ネットでの申込受付けはすべてスムーズにいくかというと、メールアドレスが不備で返信しても戻ってきてしまう人がいたりして、それなりに手間がかかります。返信が来ないと連絡をもらったものの原因がわからず、いろいろ調べているうちに、セキュリティ機能が働きすぎて?「迷惑フォルダー」に直行していたというようなケースもありました。
そのほか準備段階では、事前に会場の使用許可申請を出すとか、コースの下見をしておくとかいろいろやることがあります。知っている場所であっても、実際に集団でノルディックウォーキングをするという気持ちで歩くと、道が狭いところがあったり、路面がポール向きでないところがあったりという発見があります。また、トイレの場所とか飲料が買える場所なども重要です。
そんな手間暇をかけても、なんとか開催にこぎつけ、姿勢がよくなったとか、全身運動になるのを実感した、膝への負担が軽くてよかった、いっしょに歩くのが楽しい、これを機会にぜひ続けたいなどといった感想を口々に語るのを聞くと、準備の苦労など吹っ飛んで、本当にうれしい気持ちになります。
今月(12月)22日に横浜でノルディックウォーキングの体験会をやります。日本でもブーム間違いなしの“アウトドア・アンチエイジング”をみなさんも楽しく体験してみませんか?
<めんじょうさとし ノルディックウォーキング・ネットワーク(元気学校)>
