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自らブログを実践するニフティ・古河建純社長
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【パソコン/インターネット】
大手ブログ・サービス「ココログ」(http://www.cocolog-nifty.com/)を運営するニフティ(http://www.nifty.com/)の古河建純(たつずみ)代表取締役社長(61)=写真=が、自社の「ココログ」内に、「古河建純インターネットBlog」(http://furukawa.cocolog-nifty.com/)を開設したのは、ココログが正式サービスを開始した昨年12月2日。以来、公私にわたる身辺の話題から、ココログのシステムトラブルに対する直々のお詫びまで40本以上の記事を豊富な写真入りで同サイトにアップしている。(2004.06.29掲載)
社長自らがブログ開設を決めたのは、昨年11月の開設発表会見直後。記者たちから「誰でも簡単に作れるというのなら、社長も当然やるんでしょうね」と問われたため、という。「ブログは、ウチの若手社員が『ぜひ、やりたい』と直談判してきた企画です。その若手たちからも『社長がやるのが一番面白い』と言われまして(笑)。しかし、実際に自分でやってみると、たしかにハマる。本当に面白いメディアだな、と思います」。
従来とは異なるメディアとの実感を強く抱いたのは、ココログ開設直後に起きた長時間システムダウンのときだった。
「部下に指示をして自宅に帰り、自宅からココログにつないだですが、たしかにつながらない。復旧後、1ユーザーとしての思いも含めてお詫びをブログに書いたら、すごい数のトラックバックが返ってきた。厳しい言葉もありましたが、全体に好印象で受け止められたようです。こうした形で企業のトップ自らがディスクローズする時代が来たのではないかと思いますね」
トップだけでなく、現場の社員がブログを活用する事例も増えるだろうと言う。「米国では、メーカーの開発者が製品開発時の思いを書いたブログがきっかけで商品が売れたという例があります。企業としてのオフィシャルな言葉ではなく、開発者が直接消費者に語りかけることも重要になるかもしれません」
ブログは人の輪をつなぐ、と言われるが、古河氏はそれも自ら体験した。「先日、フローラン・ダバディーさん(雑誌編集者、前ワールドカップ日本代表トルシエ監督の通訳)とお会いしたのですが、彼はココログ内にブログ・サイトを持っており、私は事前にそれを読んでいました。一方、ダバディーさんも私のブログをご覧になっており、初対面なのにいきなり共通の話題に入れました。ブログにはこうした効果もあるんです」
今後のブログの展開について、古河氏は「消費者への対応やプロジェクト管理など、企業が活用する事例が増えていくと面白い。ブログは、トラックバックによって(誹謗中傷のコメントなどは排除され)健全なコミュニティーが作れる可能性を持っていますから、さまざまな使い道が考えられます。ただ、まだ玉石混淆の状態なので、その中から“宝物”を探し出すための検索技術も大切になってくるでしょう」と語る。
まだ“個人の日記システム”と思われがちなブログだが、使いようによってはビジネスにも十分活用できるということを古河氏は実践で証明しているのだ。
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