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「発声法」は“出世法”-説得力も評価もアップ!
【ビジネス特報】
声が通らないために、社内の評価が低い。部下にバカにされている気がする-こんなコンプレックスを持つサラリーマンに朗報だ。「声のトレーニング」(日本放送出版協会)の著者でヴォイストレーナーの小林由起子さんによると、「発声法とちょっとしたコツで声の印象はがらりと変わる」という。お父さんのための“出世する発声法”だ。(2004.08.17掲載)
小林さん自身、ここ一番というときに緊張しやすく、声が通りにくい悩みを抱えていた。克服するために、7年がかりで独自の発声法を開発。ひとりでできる簡単、即効性のあるトレーニング法を紹介しよう。
●ステップ1
まずはストレッチから。体が硬い人は呼吸が浅くなり、声も通りにくくなりがち。股関節の周りの筋肉を柔らかくすると、声も出やすくなる。
床に座って両足を限界まで開き、上体を前に倒す。前倒は1回でもOK。「最初90度の開脚だった人が数カ月毎日続けると、120度開くようになります。毎日続けることが大切」
●ステップ2
呼吸トレーニング。イスに腰掛け、背筋をまっすぐ伸ばす。ボーッとした表情になるまで顔の力を抜く。両手を下腹部におき、風船が入っているイメージを描く。鼻からゆっくり、お腹の風船がパンパンにふくらむまで空気を吸う。今度は口からゆっくりゆっくり息を吐き尽くす。
●ステップ3
母音の発声練習。日本語は母音「アイウエオ」がすべての基本。口の開き方が最もスムーズな「アエイウオ」の順で、口の形、舌の位置、声の出し方を練習する(下図参照)。顔の筋肉を動かすことで、顔の表情が豊かになる。
「声はフワーッと出すのではなく、お腹から高速のレーザー光線に乗って飛び出すイメージを持つと、張りのある声が出ます」
声が通らない原因は、口を開かずに早口で話すことに加え、自己表現下手と思い込んでいる心理的要因も大きい。
「説得力がある声というのは、息がしっかり出ている声です。つまり深い呼吸ができている状態。重要な会議や商談では緊張し呼吸が浅くなりやすいので、早口で話さない。しっかり口を開けて話す。また、胃に血液が集まっても呼吸は浅くなるので、会議前には食事をとらない」
はっきり口を開けて話すだけでも印象はずいぶん変わるという。
初対面の印象は、「メーラビアンの法則」によると外見的因55%、声の因子38%、言葉の内容はわずか7%。
やはり説得力のある声は、サラリーマンの大きな武器なのだ。
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●出世する発声トレーニング
1.「ア」…親指の横幅分下あごを下げ、口
角だけゆっくり上げる。のどの奥が見える
まで舌を下げ、「アー」と息の続くかぎり
発声。
2.「エ」…口を「ア」の形にし、上の歯に
小指の第1間接を当て、その位置まで下あ
ごを上げる。指を離し「エー」。
3.「イ」…口を「エ」の形にし、歯と歯が
合う位置まで下あごを上げる。
4.「ウ」…口を「イ」の形から、唇をすぼ
め、1cmくらいの円をつくる。
5.「オ」…「ウ」の形から下あごを「ア」
と同じ位置まで落とす。上の歯がちょっと
見える感じで、唇を四角めのO型にする。
