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ビジネスマンの労働に対する意識6タイプを診断
【ビジネス特報】
部下の力を最大限に引き出して仕事の能率をアップさせ、生産性を上げるにはどうすればいいのか。また部下は部下で、どうすれば仕事を楽しむことができるか。ここではタイプ別従業員の働き方がポイントとなる。その方法を筑波大学・心理学系教授の渡辺三枝子さんに聞いた。(2004.07.27掲載)
総合人材サービス業の株式会社インテリジェンス(東京・千代田区)はこのほど大都市圏の勤労者に労働についての意識調査を実施、6タイプのビジネスパーソンを抽出した(別項参照)。渡辺教授は、その調査にかかわった一人。「会社には1と2の型だけいれば業績も伸び、楽しく働ける職場になるように思えるが、それは誤り」とくぎをさす。「なぜなら、1と2だけでは組織は成り立たない。職場は1から6までの人がいて、全体でバランスがとれています。むしろ4から6の人を、より働かせる工夫をすることが大事です」
たとえば『能力勝負型』の人が、配置転換などで職場が変わり、新たな職場には、さらに能力が高い人がいるとする。
「そうすると『能力勝負型』の人は能力を発揮できず、一時的に『とりあえず働く型』に変わるし、その逆も。つまり今は目的が見いだせず『とりあえず型』とか、組織になじめず『自分中心わが道型』の人も、ビジョンを見つけたり能力開発で変化しうる。個々の従業員の“楽しみ度”を見極め、いい方向に延ばしてやれるのが上司の力量です」
では部下は、どうすれば自分の能力をスキルアップできるか。例えば調査では『とりあえず働く型』は、ストレスがたまったときほどユーモアを忘れないと答えた人が極少。これは失敗やピンチに即対応できない人が多いということ。吉本漫才を楽しんだり旅行に出たり自分にあった気分転換の方法をもつと心に余裕が出て、スキルアップ。
『自分中心わが道型』は頑固者。それが仲間と摩擦を生み孤立。が、目標達成力は抜群。そんな一徹さを評価する上司や後輩がいれば、その人の意見には素直に耳を傾け摩擦も減り、人とかかわる機会が増える。そして例えば営業日本一になるぞ! などビジョンが明確になると、猪突猛進で成果をあげる。
『目立たずコツコツ型』の人はきちょめん。自分の工夫で仕事の能率アップなど小さなことで喜ぶタイプ。それを評価してくれる身近な異性がいたりすると、仕事に意欲が出る。
ともあれ楽しく働く―これが企業と本人のやる気を引き出す基本だ。
《1》『ポジティブシンキング型』
ビジョンが明確。自己実現意欲が高く、お金は二の次。(全体の約13.6%)
《2》『能力勝負型』
自信があり、目標を見据えて能力発揮できる仕事を楽しむ。人の役に立つことを喜び、同時に報酬も重視する成果主義(同23%)
《3》『地道に充実感優先型』
専門的技術向上、知識習得で得られる充実を重視。マイペース(17.7%)
《4》『目立たずコツコツ型』
仕事は正確、家族との時間重視。仕事を通じての自己成長、自己実現意欲は高くない(19.9%)
《5》『とりあえず働く型』
働く目的意欲が希薄。能力発揮に自信がなく、コミュニケーションが不得手。(11.7%)
《6》『自分中心わが道型』
自分が一番の1匹オオカミ。しかし将来が見えない。組織の中で働くことを楽しめない。(13.8%)
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