この記事を読む方におすすめの記事
今!気になるレビュー
0円で今日からできる「ため息健康法」
【[健康法]】
今日あなたは何回、ため息をつきましたか? 上司や部下との人間関係や景気動向…サラリーマンの悩みのたねは尽きまじ。だが、意外にもこのため息を逆手にとった健康法があるというのだ。「正しいため息のつき方」をお届けする。(2004.09.03掲載)
「ため息というのは、体と心の自己防衛本能のなせるわざなんです。息を詰めたあとには、息抜きが必要なんです。息抜きは生き抜きにも通じるんです」
そう語るのは、『心身やわらか健康法』(光文社)などの著作を持つ健康ジャーナリストで武蔵野大学講師の原山建郎(はらやまたつろう)氏である。
ため息は、疲労、失敗、喪失など、心身が息(生き)詰まったときに出る。
「普段の仕事でもデスクワークで前かがみになってパソコンに集中していると、息を詰めてしまうもんです。すると夕方には酸欠状態になって、高山病にかかったように頭がボーッとなってきます。そんなときにもため息が出てきます」
人間は食物と酸素からミトコンドリア内のTCA回路でエネルギーを作り出している。だから酸素が不足すると、心身の働きは緩慢になるという。
そこで原山氏が考案したのが「ため息健康法」(表参照)である。その効用は-。
心身をリラックスさせる→その日の疲労を翌日に持ち越さない→よく眠れる→だから睡眠中に抗がん・老化防止などの作用を持つメラトニンというホルモンが体内に湧いて来る。
帰宅後の風呂で行うのが基本だが、「もちろんお風呂の中でなくてもできます。でも人前でため息をつくのは嫌われますから、誰も見ていないところでやることです」。
オフィスのトイレなどで行うときは、立ったまま息をめいっぱい吸って、一気に吐き出して脱力し、そのまま体を崩れるように前屈させる。
「体をゆったりリラックスさせると、心ものびやかになるんです。楽しいの語源は、『手伸(たの)しい』から来ています。つまり手が伸び、体が外に開かれてゆるんだとき、心も開放されて、極楽(=ごくらく)になるわけです」
苦悩を乗り越えるために、無理にがんばらずに、肩の力を抜いて大きなため息をつくと、ほんとうの身体知(体を使い込む中で得られる知恵)が動き出すのだという。お金も時間もかからない「ため息健康法」。さっそく試してみては。
------------------------------
●だれでもできる「ため息健康法」
(1)体をていねいに洗って1日の垢を流し、ぬるま湯にゆったりとつかる
(2)湯船につかったまま今日あったイヤなことをすべて思い出す。息を鼻から吸って、めいっぱい溜める
(3)溜めた息が苦しくなったら、一気にからだの力をゆるめ、口から「ハアーッ」と大きなため息を吐き出す。そのあとで「あーあ、いい気持ち、ごくらく、ごくらく」と言葉に出しながら、瞬間脱力の感覚を気持ちよく味わう(間違っても「あーあ、やんなちゃった」などと言ってはならない)
(4)2~3を何セットか繰り返す
(5)寝床でも思いっきり手足を伸ばしてため息をつき、「あーあ、いい気持ち」と唱えてから眠りにつく
(翌朝はすっきりと目覚め、朝ごはんもおいしい)


