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秋の日の鼻炎のためいき、多くがアレルギー性…対処法は?
【[病気]】
猛暑が終わり、やっと過ごしやすくなったこの季節、毎年決まって鼻炎に悩まされる人が急増する季節でもある。秋のくしゃみ、鼻水、鼻詰まりの原因の多くはアレルギー性。東京厚生年金病院・耳鼻咽喉科の石井正則部長に、『秋の鼻炎』対策を聞いた。(2004.09.14掲載)
●季節的な2大抗原
なぜ秋になるとアレルギー性鼻炎が急増するのか。それは季節的に抗原(アレルギー反応を引き起こす物質)と接する機会が増えるからだ。
「秋のアレルギー性鼻炎で代表される2大抗原は、『ハウスダスト』と『雑草の花粉』です」と石井部長。
ハウスダストとは主にダニの死骸やふんのことで、一般家庭にあるホコリ。このアレルギーが増えるのは衣替えの時期だから。
ダニの繁殖するタンスなどから冬物の衣類を出すので、家庭内や通勤電車でハウスダストが一斉に舞うのだという。
「もう一つの秋花粉は、キク科を中心とした雑草の花粉です。スギやヒノキなどの遠くへ飛ばす風媒花と違って、花粉が重く飛散する地域が限定されますが、郊外のベッドタウンに住む人は通勤路が要注意です」。
しかも、この2大抗原に対するアレルギー反応には密接な関係がありそうだ。「ハウスダストは一年中室内にあるので、もともとハウスダストアレルギーによって抗体感度が過敏になっている人が、ちょっとした秋花粉の飛散で反応している場合も多いのです」。
●抗原を突き止め近づかない工夫を
アレルギー性鼻炎の対応で最も大事なのは、何が原因で症状を引き起こしているのか、抗体テストで抗原をはっきり突き止めること。
「季節が過ぎて症状が治まり、原因がわからないまま油断すると、アレルギーに関連した蓄のう症やぜんそくに進行する場合があります」
治療は抗ヒスタミン作用のある抗アレルギー薬を処方して鼻炎を抑えることが基本になるが、あくまで対処療法なので、生活環境から抗原をできる限り排除する努力が必要になる。
●ハウスダストの対処
「ダニは風通しが悪く、湿度の高い場所を好んで繁殖するので、秋の長雨は要注意。じゅうたん、畳、寝具、ぬいぐるみ、ペットなどに多く生息します。この時期はこまめに掃除、換気を良くして繁殖を防ぎましょう。室内の湿度は60%が理想で、ダニの活動量が減るといわれます」
●秋花粉の対処
「秋の花粉は範囲が狭いので、空き地や林、河原などの生育エリアに近づかないこと。抗原がハッキリしていれば、通勤経路を少し変えたり、ある区間だけマスクを着用するなど、それなりの対処ができるはずです」。

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