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健康の敵なんかじゃない…「塩」が大ブーム

【健康に効く食べ物・薬】
 減塩、嫌塩時代と思いきや、塩は今、大ブーム。1997年に塩の専売法が廃止されたためで、今や国産、輸入を含め1500種類もの塩が販売されている。この4月ネット販売を始めた「世界のお塩ドットコム」では、男性からの反響が多いという。一番人気は、昔ながらの製法による自然塩。従来の専売塩(化学精製塩)に比べべミネラルが豊富なのが特徴。上手に塩をとり健康増進を。(2004.09.22掲載)

 食塩の体への害については賛否両論あるが、「高血圧の原因として、食塩のとりすぎは問題です。やはり健康のためには、塩の上手なとりかたを工夫することが大事でしょう」と語るのは、「食塩と健康の科学」(講談社ブルーバックス)の著者で、元国立循環器病センター内科部長の伊藤敬一氏だ。
 というのは生物は塩がなくては生きていけない。人の血清は海水と同じ組成の塩分を含んでいるためだ。伊藤氏によると、70キロの男性の体には約200gの食塩が含まれている。食生活を通してこの量が維持できないと、人は死に至る。人が人を食べるカニバリズムも塩分補給のためと唱える学者もいるほど。
 一方、最近の医学は、同じ量の食塩を摂取しても、高血圧になる人は20-30%にすぎないことを立証。厚生労働省では1日の食塩摂取を10g以下、高血圧の人は7g以下と規定しているが、両親が高血圧であったり、現在糖尿病や肥満を抱える人、現在血圧が高い人はまず食塩への感受性が高いので要注意。
 人間が健康で生活するに必要な食塩の量は2-3g。現在の日本人の平均は12.3g(2000年)でとり過ぎ。そこで伊藤氏が提唱するのはかつての食生活に戻すこと。1987年の塩分摂取量は11.7gだった。
「さらに脂肪が全カロリーの25%以下と少なく、逆に米や穀物が60%強と今より多いのが当時の食生活です。酒の席の食事は食塩が多いので、宴会では野菜などを多く食べ、家で塩分の少ない食事をとるなどの習慣をとり戻すことです」と伊藤氏。
 さらに-。
「マグネシウムが豊富な粉末状の塩を入浴剤がわりに使うと、イライラ解消にもなります」(世界の塩ドットコム・星奈津子さん)。
 塩ぶろで疲れを癒すのも、艶(塩)なものですな。
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塩の種類
(1)専売塩 イオン交換膜を使って海水中のナトリウムと塩素を抽出し、真空蒸発缶で結晶させた塩。食塩、食卓塩など。
(2)自然塩 輸入原塩ににがりを添加するなどして炊き直した塩。伯方の塩、赤穂の塩など。
(3)自然海塩 海水を原料に塩田などでじっくり加熱して作られた塩。海の精、粟国の塩など。
(4)天然海塩 海水などを原料に塩田で作られる。添加や加熱処理されていないためミネラルが豊富。
ミネラル含有量は(4)(3)(2)の順。

投稿日: 2004年09月29日

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