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気をつけていてもセクハラになっちゃう

【サラリーマン大失敗物語】
今週の失敗者=黒木雄三さん(仮名)、55歳、事務代行会社勤務
 「うちの会社は女性が多いですから、人間関係にはかなり気を使っていました。中でも僕が最も注意したのは“セクハラ”の部分。中年オヤジは、よく女性の肩をポンと叩いたり、昼休みにヌード写真のあるスポーツ紙を広げて読んだりしている。こんな行為はセクハラと受け取られる恐れがあるので、絶対にしてはいけないと部下にも言い聞かせていました」(2004.12.15掲載)

 ところが、新卒の城田(仮名)だけは、無警戒に女性の内面に近づいていった。彼は父親が英国人で、モデル並みのルックス。しかも、英国で8年間も暮らしていたので、どこか感覚が日本人離れしていた。
 「彼は中年女性に対しても『その服、すごくセクシーです』など、必ずどこかを褒める。しかも、仕事上のトラブルで女性が涙ぐんだりすると、優しく肩を抱きながら『心配しないで』などと声をかける。こんな対応に女性たちはとてもうれしそうに『ありがとう』とお礼を言ってました」
 こんな様子を見た黒木さんは、やはり女心の根底には褒められたい、優しくされたいという部分があると悟った。
 「城田が女性と上手にコミュニケーションを取っている姿を見て、僕の心に焦りが芽生えたというのが本音です。だから、女性が髪形を変えたときは『似合うね』と褒め、ノースリーブの服を着てきた部下には『君のわき、きれいだね』などと声をかけてみました」
 それから数カ月後、入社5年目の女性が「あんまりわざとらしく褒めないでください。みんな若い子たちが不愉快なセクハラだと言ってますよ。別に私たちは部長に見せるためにオシャレしているわけじゃないんです」と苦情を言ってきた。
 非常に腹が立った黒木さんは、すぐに城田を呼び出し「プライベートで女性を褒めるのはセクハラだ。周りはみんな俺たちのことを不愉快に思っている」と叱った。
 すると、そのしっ責シーンを偶然見ていた女性が報告したらしく、後で黒木さんは「城田さんのどこがセクハラなんですか? かわいそうじゃないですか」と、女性陣から厳しく非難された。
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教訓
 上手に褒めたつもりでも、女性側の受け取り方によってはセクハラになることがある。

投稿日: 2004年12月22日

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