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30、40代は深刻、単身赴任者に多い高血圧
【サラリーマンを襲う病気】
単身赴任のサラリーマンほど高血圧になりやすく、特に30代では家族同居にくらべて3.6倍も多い。日本内科学会で先月、そんなショッキングなデータが発表された。外食・コンビニに頼りがちな“独り暮らし”の食生活、何をどう改善すればいいのか。(2005.05.12掲載)
■30、40代は深刻
日本内科学会で、単身赴任と高血圧について発表した広島・中電病院の平賀裕之・内科副部長(以下同)が説明する。
「家族同居にくらべて単身赴任は特に塩分(ナトリウム)が多い外食などが中心になりがちで、それだけ高血圧になりやすい。それも、もともと年齢的に高血圧になりやすい50代と違い、30代と40代では食事の影響などがはっきりと出るので、特に注意が必要です」
平賀氏らは一昨年7-8月、中国地方の1つの企業の男性社員1570人の健康診断をした。うち単身赴任(独り暮らしの独身含む)は217人で、残りが家族同居だ。
「健康診断の結果、動脈硬化の4つの危険因子のうち、統計的に意味のある差が出たのは高血圧で、他の肥満と高血糖、高脂血症については差がなかった」
高血圧(最高血圧140以上か最低血圧90以上。降圧剤による治療中を含む)の割合について、単身赴任と家族同居をくらべた場合、30代では単身赴任14.9%に対して家族同居4.1%と、単身赴任が3.6倍多かった。また40代では21.4%に対して13.8%と1.5倍。
50代では27.6%に対して23.2%と1.2倍になったが、「これは統計的に意味のある差ではない」そうだ。
■塩に敏感なカラダ
一方、同時に行ったアンケート調査で、単身赴任では「朝食を抜く」「外食やコンビニ弁当、カップラーメン」(昼のみ、または昼も夜も)「夕食のおかずはスーパーの惣菜」などが多く、「それも食事では塩分が多いのが特徴でした」。
次のことが分かるという。
「単身赴任で高血圧が多くなった最大の原因は、塩分の摂取量が多かったためだと考えられる。摂取する塩分が多くなると、すぐに腎臓の処理能力が落ち、塩分と、また塩分に結びつく水分が体内にたまる。その結果、血液の量が増えて心臓に負担がかかり、血圧が上がってしまう。これは食塩感受性と関係があります」
食塩感受性とは、血圧が塩分に対して敏感に反応する性質をいう。余分な塩分を尿として体外に出す腎臓の働きと密接に関係している。「食塩感受性の強い人、弱い人はいるが、程度の差はあれ、いずれも塩分が増えれば血圧は上がります」。
たとえば塩分を1日10グラム摂取していた人が15グラム摂取したとすると、特に感受性が強い場合、血圧は数ミリ(Hg)程度、パッと上がるという。
■野菜少なすぎはNG
対処法のカギを握るのは野菜と果物だ。
「野菜や果物に多く含まれるカリウムはナトリウム(塩分)の働きを抑え、血圧を下げる作用がある。野菜や果物を積極的に食べれば血圧もこれほど高くならずにすんだはずですが」
残念ながら、今回の調査で、単身赴任者は野菜や果物を食べる回数が少なかった。
「また運動不足の傾向も強く、血圧上昇のブラス要因になりました」
では、単身赴任で血圧上昇を抑えるには、どうしたらいいのか。
「まず企業が単身赴任者対象の健康診断と原因追究、そして塩分を減らすための食事指導に力を入れるべきだ。同時に、単身赴任者自身も外食への依存度を下げ、塩分摂取量を少なくするよう、シビアな努力をしなければいけない。そうでないと、動脈硬化などを経て“死のコース”に乗るだけです」
1日の塩分の摂取量を10グラムに抑えたい。そのためには、まず食品中の塩分含有量の目安を知ることだ。例えば梅干し1個が2グラム、カップラーメンが5グラム前後である。
みそ汁は1日1杯程度にし、ラーメンやソバなどのスープは残す。刺し身やすしの醤油は少なめにし、味付けは酢や香辛料などを上手に使う。
今の30-40代は中学、高校時代に学校の家庭科で料理の実習をあまりしていない世代で、料理に不慣れ。まず自分で減塩みそを使って、みそ汁を作ってみることから始めよう。
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◆ここをチェック! 高血圧予防の心得
■コンビニ・外食利用をできるだけ減らす
■野菜・果物に血圧を下げる作用あり
■運動不足は高血圧の敵
■1日の塩分は10gに抑える
■梅干しの塩分は1個2g、カップ麺5gだ
■みそ汁は1日1杯程度、減塩みそで
■刺し身、すしのしょうゆは少なめに
■血圧は起きてすぐ自分で測る(昼間には下がる仮面高血圧が増えている)
■放っておけば、動脈硬化へ「死のコース」
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検査の値、ということで、すごく重要なことを忘れていました。まず、身体測定や血圧のほうが身近ですよね。もちろんこれも検査の値として重要なものです。 ...
トラックバック時間: 2005年05月20日 01:46


