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航空関係は飛ぶように売れる「闇の業界グッズ」
【裏インターネット事件簿】
先月30日、全日空の機長がジャンボ機のマニュアルを会社から盗み、ネットで販売していたとして窃盗容疑で逮捕された。ほかにも彼は客室乗務員の制服などを盗んでいたが、その裏にはネット内に蔓延(まんえん)する「闇の業界グッズ市場」の存在がある。(2005.09.06掲載)
「業界限定グッズは数万円ほどで取引されるため、業界人にとっては楽に稼げるアルバイトの感覚なんですよ」と語るのは、オークション事情をよく知るGON氏。彼によると、ネットオークションを中心に〝社外不出〟の業界グッズが多数出品されているという。
「今回はジャンボ機の操縦マニュアルでしたが、セスナ機のマニュアルくらいならいつでも手に入りますよ」とGON氏。とくに航空関連はマニアが多数おり、この手のグッズは高額で飛ぶように売れるという。
「6月に全日空の新デザインの制服がオークションで売られましたが、マニアの間では十数万円前後で取引されています」。時期によっては、客室乗務員の接客マニュアルなども売りに出されているという。「重量が5㌔近くあるバインダー型のマニュアルで、客室乗務員なら必ず持っているものです。機内での接客方法や緊急時の対処法などが書かれています。数万円で取引されてますよ」(同)。
他の業界でもよく似たプレミアグッズが出回るという。
「芸能系が多いですね。ドラマや舞台の台本、アニメのセル画、コンサートのスタッフジャンパーなどが人気です」
これらもやはり、業界の内部関係者が流出させるのだろうか。
「関係者とは限りません。テレビの場合、スタジオで捨てられるゴミをあさってお宝グッズを手に入れる連中もいます。番組で働くAD(アシスタント・ディレクター)やアルバイトスタッフが勝手に備品を持ち出すケースも多いようです」
不正流出の背景には金銭的な問題があるという。
「安月給や借金持ちなど、金に困っている人がやることが多いですね。関係者にとっては普通のグッズでも、外に出すととんでもない高値になるものがある。ドラマの台本が1冊5万円以上で売買された例もあります。そんなものが捨てられているのを知ったら、金がないヤツはゴミあさりでも何でもしますよ」
また、ネットオークションの普及で誰でも簡単に売買ができるようになったのも〝ブーム〟の一因だという。
「いままでは手に入れても売る方法が限られていましたが、最近はネットオークションですぐに売れます。小遣い稼ぎにはもってこいですよ」
ガラクタと思っていたモノが何万円もの金額で取引されるのがネットオークションの魅力だが、盗んでまで売るのは言語道断。わずかなカネのためにクビになった…なんてことがないようご注意を。
<「 IT起業必勝法―IT業界キーカンパニー23社徹底解剖」>
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