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本当に欲しい人に届く仕組み「サンプル百貨店」
【パソコン/インターネット】
「需要と供給があるところに必ずビジネスチャンスが潜んでいます」―今年8月、インターネットサイト「サンプル百貨店」を立ち上げた「ルーク19」社長の渡辺明日香さん(35)=写真=は明快に言う。
需要と供給は経済の基本。だが、ことサンプル品に関しては、そのバランスがとれていない。渡辺さんと同社副社長の飯島淳代さん(39)が、そのアンバランスに気づいたのは、街でコンタクトレンズのサンプルをもらったときだという。(2005.10.17掲載)
「2人とも視力は良好。でも、捨てるのはもったいない、誰か欲しい人いるよねと話しているうちに思いついたんです。従来のサンプルは企業側が一方的に配布するものばかり。そのサンプル品が本当に必要な人たちに届く仕組みがあれば、企業にも効率的ではないか、と」(渡辺さん)
即座にサンプル百貨店の企画書を作り上げ、サイトを構築。同時に企業への営業に乗り出した。
「狙いは大手企業でした。最近の消費者は確実な商品にしかお金を出さず、企業はマスメディアを使った従来の広告宣伝に限界を感じている。そこに新しい形のプロモーションを持ちかければ、予算も割いてもらえると見込んだのです」
もくろみはずばり当たった。同サイトに出品されたワコールの女性用下着は、出品当日、都内の百貨店の売り場で商品が売り切れてしまった。また、ミヨシ石鹸の無添加台所せっけんは、出品後、個人客からの問い合わせが190%に増加したという。
サンプル百貨店への出店料は年間100万円からだが、すでに出店社は50社以上に膨れあがった。これは渡辺さんと飯島さんの営業力のたまものでもある。なにしろ2人は、教育出版会社「ブリタニカ」の元同僚で、ともにナンバーワンセールスの表彰を受けた経験を持ち主なのだ。
「20代で3000万円の年収を得たこともあります。ハワイにコンドミニアムを借りているので、そのまま優雅な時間を楽しむ生き方もできたのですが、『何か違う』とも感じていました」
その思いを形にするための第一歩がサンプル百貨店だ。同サイトでは「企業戦略室」という消費者参加型のプロジェクトも毎月開催。大正製薬が行った「女性が買いやすいドリンク剤の売り場・売り方」というテーマには2000件もの提案が寄せられたという。
渡辺さんは「サンプル百貨店は単なるITビジネスではなく、クチコミなど人間的な結びつきが特徴。お客さまの声を企業に届ける橋渡しとなるものです。今後は若い女性だけでなく男性や子供、シニア向けの商品も増やし、大人用の紙おむつなど店頭で品定めしにくい商品も積極的に取り扱いたいし、同時に新商品開発のお手伝いもしたい」と語る。
すでに会員数は4万5000人に達し、年内に10万人を目指す勢いの同サイトだが、渡辺さんにはさらに大きな夢がある。米国の大学を卒業し、2児の母でもある彼女は「個人が持つ“存在価値”を引き出すのが米国のやり方。そんな教育と環境を日本でも子供たちに与えたいと考えています」という。そのためにも「まずはサンプル百貨店を成功させ、多くの企業との信頼関係を築きながら、日本の未来にも貢献したいですね」。
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地下1階、地上6階の“仮想百貨店”。店内には食料品や化粧品、生活雑貨など約100点のサンプルが並ぶ。高級マンションのプチレンタルなども。ユーザーは、アンケートや商品企画に参加するともらえるバーチャル通貨をためて自分の好きなサンプルと交換する(http://www.3ple.jp/)
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サンプル百貨店 に入会しました。 主婦層を中心に話題を集めている日本最大級のサンプルモールです。 『サンプル百貨店』内の共通通貨である“サ...
トラックバック時間: 2006年03月04日 13:35

