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「BSデジタル限定」で現実味帯びてきたNHKスクランブル化
【パソコン/インターネット】
政府の規制改革・民間開放推進会議(議長・宮内義彦オリックス会長)は先ごろ、「NHKの受信料制度は崩れている」としてNHKのBSデジタル放送の「スクランブル化」を提言した。同会議は今年7月にも同様の提言をしているが、今回はBSデジタル放送に絞った点で、スクランブル化はいっそう現実味を帯びてきた。(2005.12.15掲載)
スクランブル放送は有料制のWOWOWやCS各局ではおなじみ。有料という意味ではNHKも、はるか以前から受信料を徴収していたわけだから、「なぜ、これまでスクランブル化しなかったのか」の方が疑問としては正しい。
ただ、従来のアナログ放送のスクランブルにはデコーダーが必要で、公共放送のNHKが、デコーダー採用に踏み切れなかったのも理解できる。しかし、デジタル放送ではそれが簡単にできるようになる。具体的には、すべてのデジタルテレビに搭載されている暗号データ解除用の「B―CASカード」を活用すればいい。2011年7月から、テレビ放送は完全にデジタル化されるので、視聴者の“捕捉”もやりやすくなる。
そうした流れの一方で、USENやソフトバンクなどによる「インターネット放送」の動きも活発化しており、「テレビが映像娯楽のすべて」とは言えない時代に入ってきた。
B|CASカードはスクランブルだけでなく、放送を1回だけ録画できる「コピーワンス」のような著作権管理にも使用される。現時点では強力な“武器”にはなるが、これを今後の放送多様化の時代に振るうことは、国民を敵に回しかねない。スクランブル化(=受信料からペイ・パー・ビューへ移行)して一番困るのは、実はNHK自身ともいえるのだ。
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