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インフルエンザ、花粉症を防ぐ「マスクの正しい使い方」
【働き盛りのための健康法】
厳寒続きで、ジワジワと広がるインフルエンザや風邪。さらに花粉症もしのびよる。これらの予防対策として、マスクは欠かせない。最近は、薬局に行くとマスクの種類が多すぎて、「どれを選んだらいいのか」「どんなマスクが効果的なのか」と迷う向きも多いのでは? そこで、耳鼻咽喉科専門医で、ウイルス感染にくわしい赤坂山王クリニック(東京・永田町)の梅田悦生院長に、マスクの選び方と使用法の5つのポイントを教えてもらった。(2006.01.31紙面掲載)
(1)日常的に装着しやすいものを選ぶ
ウイルスの侵入を防ぐのに最も適しているのは、SARS(重症急性呼吸器症候群)や鳥インフルエンザの際、現場などで活用されている「N95マスク」だ。ただし、このマスク、すき間がないように肌に密着させなければならず、装着すると痛く息苦しい。
「新型インフルエンザの流行時などには、N95マスクの活用をすべきですが、通常は市販されているマスクで十分です。むしろ、通勤通学時や人込みの中へ行くときなど、日常的にマスクを使用することが大切。使いやすいものを選ぶとよいでしょう」(梅田院長、以下同)
防菌などの作用がなくても大丈夫だそうだ。息苦しくなく、耳のフィット感もよいマスク選びがポイントになる。
(2)マスクは毎日換える
基本的なことだが、同じマスクを、毎日使い続けるのはタブーだ。
「長時間使い続けていると雑菌が繁殖しやすくなります。帰社するときにマスクのにおいをかぐと、くさいことがあります。あれは雑菌が繁殖し始めている証拠。理想をいえば、出勤時と帰宅時にマスクを換えるのが望ましいと考えてください」
ガーゼマスクのタイプなら、使用後に洗って干しておけば再利用が可能だ。また、紙製のマスクは、使い捨てなので便利。
鼻水が出ているときには、すぐにしみてしまうのでガーゼマスクの方がよい。
(3)風邪でも出社するときは、フィルター付きで
自分自身が風邪をひいてしまい、どうしても仕事を続けなければいけないが、周囲にうつしたくない-そんなときは、内側がフィルターでコーティングされた医療現場用のマスクを使うと効果的だ。周りからもいたわってもらえるかも。
(4)マスクを湿らせて、湿気を保つ
冬場の乾燥は、インフルエンザのウイルスを繁殖させやすく、鼻やのどの粘膜も傷つけやすい。
「鼻やのどの粘膜は、常に粘液でバリアをはっています。乾燥すると、そのバリアが壊れ、ウイルスや細菌に感染しやすくなるのです。そのため、湿度は非常に重要といえます」
気温が下がると、鼻の空気の通り道は狭まり、冷たい空気が直接、のどに入らないように防御する仕組みになっている。ところが、暖房で気温が高いと空気の通り道は、自然に広がってしまうのである。
「暖房だけの室内は、気温は高くても空気が乾燥しています。乾燥した空気が入ることで、鼻やのどの粘膜を痛めてしまうのです。それを防ぐには、少しマスクを湿らせて使うとよいでしょう」
簡単なことだが、これでグンと効果が増すそうだ。
屋内外の湿度の低い状況では、水でマスクを少し湿らせ湿度調整を。もちろん、暖房時に加湿器などを活用することもお忘れなく。
(5)帰宅してからは、顔も洗う
最後にこうアドバイスする。
「大事なのは、マスクを着用し、帰宅後にはうがい、手洗いだけでなく、顔も洗うこと。花粉症の時期にもそれを心掛けてください」
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■売れ筋の人気マスクは?
店頭で人気なのは、やはり抗菌作用をうたったマスクだ。そのためか、最近は多くのマスクで、ウイルスや花粉を99%以上カットすると記載されている。紙製、ガーゼ製、立体型など形もさまざま。
「立体型よりも、口に密着するタイプのマスクの方が人気があります」(東急ハンズ新宿店の村上伸さん)
中でも人気は、「チシマ笹+ドクダミ」の効能を持つ『笹力』(スピカコーポレーション)というマスク。使い切りタイプで、ノーズフィッターにより鼻や口に合わせやすくなっている。もうひとつのヒット商品は、「酵素マスク ホッコ」(大木工藝)。「酵素フィルタ」つきで、本体は50回以上水洗いが可能という。
「花粉が飛ぶ時期になると、軽くて呼吸が楽なものが選ばれる傾向にあります。当店では、医療機関向けマスクの『マスクプロ』(パラメディカル)は、リピーターが多く定番商品になっています」(村上さん)
自分にフィットしたマスクを探して、早めに風邪、インフルエンザ、花粉を撃退しよう。
<「N95マスク」>
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トラックバック時間: 2006年03月02日 21:34



