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大手海運会社から社会保険労務士として独立
【「大定年時代」を生きる】
昨年6月に社会保険労務士として独立した田代英治さん(44)は、元大手海運会社社員。営業職を数年間経験した後、32歳のときに人事部へ異動した。携わったのは、採用、研修、労組との団交、人事制度の改定など。最初は人事の仕事にうまく適用できなかったという。(2006.02.08紙面掲載)
「営業と人事じゃ、まったく別世界ですから。労働基準法などの法律面の知識もありませんし…。1年半ぐらいはノイローゼになりそうでしたね」
そこで、田代さんは一念発起し、社会保険労務士の資格取得を目指して独学で勉強を始めた。学習の場は、通勤電車と勤務時間前の早朝オフィス。平成9年、2年半の努力が実り、難関を突破! ところが、すぐに配船部門への異動が待っていた。
せっかくの資格を生かしたい! そう思って、社会保険労務士の集まりに顔を出すうちに、独立願望が募っていった。また、「週末起業フォーラム」にも入会し、強い刺激を受けたという。
「試しにブログ『人事労務屋のつぶやき』(http://blog.tashiro-sr.com/)を作ってみたんです。そうしたら予想以上に反響があって、ブログランキングが1位になったんです。これなら独立できるって自信がわきました」
平成13年、人事部に再異動。3年後、折をみて上司に相談すると、図らずも会社と、人事労務分野で業務委託契約を結べることになった。「おかげで独立しても安定した収入を確保できることになりました。以前は独立に反対していた妻も賛成してくれたんです」
独立後は、他の会社からも、労務、研修、メンタルヘルスなどのコンサルティングやセミナーの依頼が多々あり、仕事は順調。初年度から年商約1千万円に届きそうだという。
また、東京霞ヶ関の社会保険労務士田代事務所(電話03・5251・7181)は、月5万円の共同オフィスを利用して経費を節約。今年中に会社組織として法人格を取得する予定だ。
最近とくに多い依頼は、成果主義の導入や定着の方法について。田代さんは「日本的経営の良さを保ったままの成果主義制度でなくては、むしろ多くの社員の意欲が失せてしまいますよ」とアドバイスをおくる。
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