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ワンポイントドラマ塾「新・風のロンド」
■小泉すみれ「ドラマ塾」
ご存じ、奥様たちのお楽しみ、東海テレビ制作のドロドロ愛憎バトル系昼ドラでございます。
この枠では、かつて「真珠夫人」「牡丹と薔薇」といった作品が大ヒットしましたよね。実は、それ以前は、温泉の仲居さんの世界を描いたホノボノ作品を混ぜたりして年間通してテイストのバランスがとられていたのです。が、「まあ、視聴率も取ってるし、しばらくはドロドロで行っちゃいますか」ってことなんでしょう。昨年から今年にかけて、ずうっとドロドロ作品ばかりが続いてます。(2006.02.10紙面掲載)
で、今回のお話です。「新」とタイトルについているのは、同枠で10年前に放送された作品のリメイクだから。愛し合う男女が戦争と家の事情に邪魔されて、無理やり仲を引き裂かれるのですが、二人のラブラブパワーはかなりしぶとく、時が経っても衰えません。男も女もお互いに家庭を持っているのに、ヤケボックイにボウボウ火がついちゃってます。しかもなんと、それは序章に過ぎなかったのです。愛の因縁は二人の子どもの代まで引き継がれ、その禁断のドロドロ愛はクルクルと輪舞曲(ロンド)のように繰り返すのです。
話の展開が早く、うかうかしていると1日で15年くらい経過するので、目が離せません。このドロドロ路線、制作サイドでは「愛憎ルネッサンス」と名付けてるそう。ふううむ、ルネッサンスかあ。「このヌル~イ時代に愛と憎しみを激しく復興させちゃおうよ」って企みなんですね。
確かに、登場人物たちはみな、愛欲や金銭に対して意欲満々です。個性の濃いキャラクターたちを見ていると、なんだかムラムラと、いろいろなジャンルのやる気がわいてくるよう。この愛憎、最近気持ちが沈みがちなオヤジたちにオススメです。(フジテレビ系、毎週月―金午後1時30分)
(塾頭/ドラマコラムニスト・小泉すみれ)
