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巨大証券残酷物語(63)―クレーム処理の天才次長(2)
【会社・業界の基礎知識】
堀さんは一気に話し始めた。「あの客もしつこいんだよ~ 1回くらいのダマ転で、そんな目くじら立てたってさぁ~絶対にうちは認めないだろう? 認めちゃうと全営業マンの首が飛んじゃうもんなぁ。でもよぉ~今日はビビッたぜぇ~ ホントあの内山(次長)にはぶっ飛ぶぜぇ~!」。(2006.02.10紙面掲載)
「客が朝からエンジン全開で怒鳴り散らして入ってきたのに開口一番に『ちょっとお待ち下さい』って、風呂敷に入ったノート取り出すんだぜぇ!? 外出先じゃなくて、店の中だぜぇ~! で、風呂敷広げ始めて何するんだと思ったら、あの分厚いノート取り出すんだ… いつも内山の机の上にあるのは俺も知ってたんだけどよ…」
「あれ開いて何か聞きながらメモを取るのかと思ったら、全く何も書かないんだ。それに、あいつ~7時間いた間に喋ったのは今の『ちょっとお待ち下さい』を入れても3回だぜ!」と。
7時間で3回って…。エンジン全開の客は一方的に(当然だが…)損失を補填しろ! 売買を無かった事にしろ! 弁護士を雇って直ぐに訴える!と、もう理由も何もなく要求を言い始めたらしい。怒りを露わに騒いでいたらしいが、良いとも悪いとも内山は一切言わないらしい。
ニコニコしながらただ黙って聞いていただけ。「そうですか? 」とも言わず「ふ~ん。う~ん。あ~あん」とかしか発しないらしい。昼に女子社員がお蕎麦をとって差し入れたらしいが(応接室に入る前に11時半を過ぎたらお蕎麦を3人前取って持ってくるように予め指示をしていたらしい)、食べている間も何もしゃべらないのだ。
それに堀さんが、客に「お蕎麦が来ましたので、食べましょう」と言っても客は取り合わないらしいが、内山は既に先に食べ初めていたらしい…。しまいには客も何も言わない時間が多くなっていたらしい…。
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トラックバック時間: 2006年02月21日 10:37
