この記事を読む方におすすめの記事
今!気になるレビュー
スクウェア・エニックスの強みは出版事業の成功にあり
【ゲーム/デジタルエンタメ】
ゲーム業界最強のソフトメーカー、スクウェア・エニックスの第3四半期決算が、前年同期比73・1%減と大幅ダウンを記録した。前年の同時期は、300万本売り上げた「ドラゴンクエスト」の新作が出た時期で、ダウンはやむを得ないが、依然として定番ソフトの人気に頼るゲーム業界の構造が露呈した格好だ。(2006.02.14紙面掲載)
それでもスク・エニは、ゲーム業界の中では“サイドビジネス”が好調な数少ないメーカーのひとつだ。たとえば出版事業部は、単行本の売り上げが合計2000万部を超える「鋼の錬金術師」(荒川弘原作)を抱え、ゲーム化はもちろん、テレビアニメ化や映画化、DVD化など版権ビジネスも好調だ。
出版部門を抱えるメーカーは必ずしも珍しくないが、なぜスク・エニは成功したのか?
同社は、自社発行のマンガ誌「月刊ガンガン」に「鋼の錬金術師」を掲載している。同誌の松崎武吏編集長=写真左=は「(人気の秘密は)僕らもわからなくて、ある作家さんに『鋼のヒットはマグレかな』と聞いたこともあります。すると彼は『ゲームメーカーだからこそ、従来のマンガの枠を超えた面白いものが作れた』と教えてくれました」と話す。
「鋼の錬金術師」の担当編集者、下村裕一氏によると、「(出版部が旧エニックスにできた)10年前には、出版の経験がある人間は一人もいなかった」という。それも実は、成功の要因かもしれない。
「ガンガンには、読者も一緒に作品を作り上げていこうという距離の近さがある。僕らがプロの編集者だったら、こんなマンガ誌はできなかったはずです」(松崎編集長)
同社関係者は「『鋼』のヒットにより、自社だけでコンテンツビジネスを掌握できることが示せた。これは作家にも安心材料になる。これをヒットの呼び水にしたい」と意気込んでいる。出版事業部とゲームソフト開発が相互補完の関係になれば、同社の業績も安定することだろう。
--------------------------
DVD「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」(完全生産限定版、アニプレックス、8925円)
==========
宅配DVDレンタルサービス【TSUTAYA DISCAS】
1ヶ月、完全無料でDVDが借り放題!!
★無料お試し期間アリ
![]()
関連記事
トラックバック
女性漫画家という括りは、当の本人には失礼な話かもしれないけど、男性漫画家の中で明らかに異彩を放っていますよね。キャラクター作りが精緻であったり、衣装に凝っ...
トラックバック時間: 2006年03月12日 19:43
