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「電子部品」の業界地図
【会社・業界の基礎知識】
「阪神電気鉄道」の株式を過半数近くまで買い占めた村上世彰氏率いる投資ファンド(通称・村上ファンド)。その系列である投資ファンドの「MACアセットファンド」が「ホシデン」の株式を8・93%から10・17%まで買い増した(2月27日現在)。ホシデンは売上高2489億円(05年3月期)の電子部品メーカー。携帯電話やゲーム機関連などを得意としており、売り上げの4割強は「任天堂」向けである。(2006.03.15紙面掲載)
コンデンサーやコネクターなどに代表される電子部品は、携帯電話やパソコン、AV(音響・映像)機器、デジタルカメラ、薄型テレビ、DVD。さらには自動車などに欠かせないが、その電子部品最大手といえば、プロ野球オリックス・バファローズの本拠地である大阪ドームの命名権を取得した「京セラ」だ。
同社は電子部品にとどまらずコピー機などデジタル機器も手がける。通信の「KDDI」の筆頭株主であるほか、PHSの「ウィルコム」は関連会社。「神戸製鋼所」と共同で人工関節など医療関連も展開している。
ただし、デジカメからは撤退、関連会社だったゲームソフトの「タイトー」も売却した。
京セラもそうであるように「村田製作所」や「ローム」「日本電産」など、京都を拠点とする企業が多いのも電子部品業界の特徴。村田製作所は「長野日本無線」と提携。ロームは「パイオニア」「三菱化学」などとともに「京都大学」と共同で研究開発を進めている。
「日本電産」はコパル(現「日本電産コパル」)や「三協精機製作所」などに資本参加してきたように、M&A(企業の合併・買収)の先駆的な企業だ。
東の代表的存在はお互いの物流子会社を合併させた「TDK」と「アルプス電気」。両社ともDVDレコーダー、携帯音楽プレーヤーなどに欠かせないハードディスク駆動装置(HDD)の磁気ヘッドなどを手がけている。
いずれにしても、ファインセラミックスの焼き物技術を応用するなど技術力を高めてきた日本の電子部品各メーカーが、世界をリード。世界市場14兆円の半分は、日本の各企業が担っているとされる。
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