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自動車保険の「ヘルプサポート」サービス
【サラリーマンとおカネ】
こんな話も聞いた。Aさん(55)の会社の若い社員が、恋人とマイカーで山道を登る途中、山の中で車が突然故障して立ち往生。民間のレッカー会社に救援をお願いしたところ、何時間も待たされた。到着したレッカー車も故障した車を修理工場に運ぶだけ。彼らは自力で帰らねばならず、タクシーを呼んだ。その間、日も暮れてしまい、せっかくの楽しい旅行のはずが、やっとの思いで帰宅したという。(2006.03.27紙面掲載)
Aさんが見直している自動車保険には、きめ細かなサービスに工夫を凝らした商品も各社から出されている。保険へのニーズも事故や故障時の対応を望む声が多い。
例えば、三井住友海上火災が去年8月から発売した「MOSTファーストクラス」には、緊急ヘルプサポートというサービスがある。内容は
(1)自力走行不能となった車を事故・故障現場から修理工場までレッカー 牽引(けんいん)し修理完了後に車を自宅まで届ける
(2)移動が困難な場合、最寄りのホテルなどを紹介する
(3)事故・故障現場から臨時帰宅する場合や当面の目的地に移動するためタクシーの手配や交通手段の案内を行う
(4)レンタカーを手配してそのまま旅行を続ける
―など。こうした選択は、専用デスクのオペレーターとの話の中で判断ができるそうだ。
また、事故で車が破損して車を買い替えるとき、車両保険では支払われない重量税などの法定費用をカバー。他車に追突されたような事故で、自分には過失がないにもかかわらず、相手との交渉が難航した場合に、割引がダウンすることなく自分の保険を使える。
さらに、ケガして入院したとき、差額ベッド代を入院3日目以降、1日当たり1万円を最大30日間支給。3日以上入院したとき、5万円の臨時費用も支払われる。万一亡くなったときは、葬儀費用を300万円までカバーしてくれる。
「ワンランク上のかゆいところまで手の届く補償内容になっています。マイカーで旅行する機会の多い方やドライブ好きな方には、とくに喜ばれています」(同社自動車保険部・井ノ口秀之次長)
掛け金は、通常の自動車保険「MOST」の車両保険にプラス年間平均で約7000円。ちょっとした上乗せで、Aさんも退職後、夫婦2人で安心して、ドライブに出かけられそうだ。
また、Aさんのような無事故運転者には、「掛け金が戻る」おトクな自動車保険もある。
同社の「もどリッチ」は、3年間無事故なら、最大で約40%(等級による)の掛け金が戻ってくる。11等級のAさんがスタンダードタイプ(対人・対物無制限、人身傷害5000万)に加入すると、1カ月11700円。3年間で総額42万1200円を払い込む。しかし、無事故なら3年後に15万2080円が払い戻される仕組みだ。
ちなみに、通常の掛け金は1カ月8600円。無事故で翌年以降、徐々に割引きされていっても、3年間で28万4400円を支払うことになる。やはり、1万5000円以上おトクだ。
同社の調べによると、3年間で事故を起こさない運転者は約85%。逆に2件以上事故を起こす人は約2%に集中するという。Aさんのような金銭に余裕があり、優良運転者なら、今の金利を考えてもおススメといえる。
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