この記事を読む方におすすめの記事
今!気になるレビュー
自分の将来も考え、バリアフリーに改築
【サラリーマンとおカネ】
「同居している母親が寝たきりになったので仕事を変え家も改築した」
起業家育成の非営利団体に勤務する60歳の山岡健さん。55歳のときに大手メーカーの総務部からこの会社に転職した。(2006.03.28紙面掲載)
年収は現在680万円、前の会社にくらべれば200万円近く下がった。それでも残業はないし時間的に余裕ができたから、母親の面倒をみるにはちょうどいいという。妻は昔から働いていて、子どもが3人もいたため、結婚したときから母親と同居している。
「子どもが社会人になって家を出ていったから3LDKを2LDKに改築した。通常のリフォームに+母親のためにバリアフリーにしたんだ。廊下の幅と出入り口の拡張と浴室に階段の手すりを設置した。全部で450万円もかかった。でも、バリアフリーを導入したから得したんだよ」
つまり、ただ家をリフォームするだけでなくバリアフリーをつければ補助が受けられたということだ。
「家のローンが終わったのを機にリフォームすることにした。400万円借りた。毎月の返済の金額は銀行で借りるよりも半分の3万円ほどでいい。元金は母親が死亡したときに一括で返済してもいいそうだ」
住宅金融公庫の「高齢者向け返済特例制度」では60歳以上の人を対象に自宅の家と土地を担保に最高500万円を限度に借り入れができる。
介護保険の「住宅改修費助成制度」では、要介護・要支援の認定者がバリアフリーのリフォームをすれば9割が給付される(上限は20万円)。
介護保険として認定されていなくても多くの自治体が「住宅改善費補助事業」などをもうけている。
「昔みたいに狭い部屋がたくさんあるのではなく、おしゃれなだだっ広い部屋が1-2部屋あるつくりが人気のようだ。10年後、自分も働けなくなったときにこのマンションを人に貸せば17万円くらいになる。自分は妻と安い7万円ほどのところを借りれば生活費にもなる。そのためにも今のうちに改築するのがいい」と将来のことを心配する。
60歳以降も勤務できるかと期待して今の会社に転職した。今年は働くが、いつまで働けるのか実はまだわからないという。
------------------------------
【こづかい】
今の会社に勤務するようになってから時間ができた山岡さんは、山登りが趣味だという。
「日帰りが多いけど、母親が寝たきりになる前は、1泊2日でいろんなところいったよ。八幡平、焼石岳、赤城山など山を登り終えたあとの温泉は気持ちがいい」
自分で車を運転して会社の部下たちを誘っていくのだそうだ。
NHKの「日本百名山」のビデオは全部そろえているというほど山が大好き。旅館の部屋を4人で使う。みんなで布団を敷いてざこ寝。安くあがる。毎月山に登っても食事代込みで1人1万円かからないくらい。
「バブルのとき巨人ファンだから球場に野球を見に行ったりしてたけどなあ。山登りは体にもいいし癒される。山登りが一番いい。もっと早く始めておけばよかった」
==========
