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「適当論」の高田純次
【夕刊フジ「ライブラリー」】
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平成の“無責任男”、タレントの高田純次さんが、精神科医の和田秀樹さんの頭脳を借りて、チャランポランさを「適当論」(ソフトバンク新書・700円+税)に昇華させた。どうすれば、いい加減でも愛されるのか。社会で楽しく生きていけるのか。ドクター和田との対話から、そのノウハウを一挙公開した。 (2006.04.25紙面掲載)
――チャランポランといわれるのは内心イヤ?
「誉め言葉ですね。僕は建前上チャランポランしていて、その度合が深いだけ。本質的にチャランポランな人は、それを見せない仕事を選びますよ」
――というと
「例えば、清純な人は清純派女優はやらない。自分の清純なところ見せるのがイヤだから、逆に蓮っ葉なことをする。だから優しそうな顔の人で、優しい人はもちろんいるが、僕は優しくないと思うようにしている」
――だからチャランポランを真剣に演じてきた
「それが、たいして勝負することもないまま、来ちゃったという感じ。自分の芝生を確保しようと『忍耐』を重ねてきましたが。(“適当”とは異質な)この言葉が好きなんです」
――それでいまの成功はうらやましい
「確かに小金はたまり食ってはいける。でも成功じゃなかったなあ。手に職を持たないまま、ここまで来ちゃったから。僕は俳優や歌手や落語家ではない。僕の仕事は技術がいらない、人気商売なのです。そういう意味で振り返ると何もない。プロ的なことで考えるとちょっと厳しい。こんな中途半端な状態で、よく60近くまで生きてこれた、とつくづく思います」
――なぜ成功だと実感できないのです
「僕は高校、大学の受験に失敗し、社会からはじき出されたアウトローです。大学に行けなかったので会社勤めしてもたいして出世はできない。それなら適当にやっちまえ、という考えできましたから。おやじが東京ガスに勤めていて、ぼくはいまでも根っこでは、会社勤めが当たり前と思っているのです」
――学歴社会の中で成功するのが夢だった
「そうです。だから、いまでも大学のキャンパスにいる夢、会社の上司に怒られている夢なんかみますからね」
――でも、いまは「適当論」で勝ち組に
「でも(受験の失敗と) 相殺(そうさい)はできませんね。結局、性格を根本的に変えることができないように、みんなそれぞれ心に背負った十字架があるから。その時代、時代にある正解に向けた行動で、それが失敗した場合はトラウマになります」
――トラウマとの付き合い方は
「まあプラスにするように毎日、なんとか楽しく生きようとか、仕事をして食べていってやるぞ、とか。なんか違う方に向けていかないと」
――そうした高田さんが本書で読者に伝えたいことは
「もう自分はだめだと思っている人に読んでもらいたい。このオヤジがこの程度で生きられるなら、俺はもっとすごい生き方ができるぜ、という考えを持つような感じで読んでほしい。絶対、元気がでます」
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■「適当論」
高田純次と和田秀樹の対談がベース。高田さんの発言内容と心理テスト(読者もできる)を踏まえ、和田先生が高田純次を“解剖”する。「理想、目的は持つな」「自惚れも自信のうち」といった高田純次的「十戒」が分析され、高田さん本人の独白も楽しめる。
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■たかだ・じゅんじ
1947年、東京都生まれ。デザイン学校卒業後、イッセー尾形らと劇団を結成。その後、会社勤めを経て、77年に「東京乾電池」に入団。フジテレビの「笑ってる場合ですよ!」でブレークし、「笑っていいとも」など人気番組に出演。著書に「人生経典」など。
<「適当論」>
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関係者の方すみませんねぇ。ケンカを売る気はまったくないのですが…… いや、最近SBCが出した高田純次の『適当論』って本があるじゃないですか。 ...
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トラックバック時間: 2006年05月10日 14:37
