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治療済みでも危険 “2度目の虫歯”に注意

【サラリーマンを襲う病気】
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 歯が抜ける原因として、最近、治療済みの歯の虫歯が注目を集めている。詰めものやかぶせものをした部分に虫歯ができ、やがては歯を抜かなければならなくなるという。治療したから安心と思っていたら大間違い。どうしたらよいのか。(2006.04.25紙面掲載)

【厳しい現実】
 国民運動の「8020運動」では、自分の歯を80歳で20本以上保つことが目標とされている。しかし、現実は厳しい。大阪歯科大学口腔衛生学講座の神原正樹教授は「80歳の平均では、8-10本程度しか残っていません」と指摘する。
 「8020推進財団」が昨年行った「永久歯の抜歯原因調査」によれば、抜歯の主な原因は、1位が歯周病(42%)で、2位はう蝕(虫歯のこと・32%)。
 「経験則的に、高齢者の残っている歯は何も治療を受けたことのない歯といえます」と神原教授。

【悪循環の構図】
 ではなぜ、治療を受けた歯を抜かなければならなくなるのだろうか。
 「治療後はかぶせものと歯の間に数ミクロンのすき間が生じます。そのすき間に、虫歯の原因となるバクテリアが存在するのです」(神原教授)
 歯の表層は非常に硬いが、歯の内側へ行くほど柔らかくなっていく。治療では歯の表面を削るため、すき間に存在するバクテリアはそれだけ柔らかい部分に接する。そして、再度虫歯になる可能性が高くなると考えられるという。
 治療後の歯が虫歯になることを「2次う蝕」という。その2次う蝕がおきて虫歯への詰めものやかぶせものが取れると、治療部分は大きくなる。そうするとバクテリアが侵入するスペースも広がる。しかも歯の内側は柔らかい。そして治療後の同じ歯で3次、4次う蝕と虫歯を繰り返す―という悪循環に陥る。
 神原教授も「WHO(世界保健機関)のデータによれば、治療後の歯が抜け落ちるまでに5-6回の治療を行っています。それを防ぐには、まず2次う蝕を予防することが大切」と話す。

【定期的に歯科医に】
 虫歯予防は、当然のことながら毎食後の歯磨きが重要。しかしそれだけでは十分とはいえない。
 「虫歯のなりやすさは、 唾(だ) 液(えき)の量、歯の質、歯の汚れ、糖質などの食べ物にかかわり、人によって異なります。虫歯になりやすい人は1カ月に1回、それ以外の人も3カ月に1回、半年に1回などと、自分の歯の状態に合わせて歯科でクリーニングを受けるとよいでしょう」(同)
 20年以上も毎月歯科へ通い、その間2次う蝕を含めて全く虫歯とは無縁の人もいるという。加えて、生活の見直しも必要になってくる。
 「生活習慣の乱れは、虫歯や歯周病につながります。20代までの日本人の口中はよくなっていますが、それ以降の年代は従来とほとんど変わっていません」と神原教授。
 歯磨きをしないときがある、甘いものが大好き、といった生活スタイルで、虫歯ができやすくなることを肝に銘じたい。

【象牙質を守る】
 昨年11月、世界的に権威がある歯科専門誌「Dental Materials」に、「象牙質のう蝕予防に『亜鉛』が有効であることを立証」とのサンスター(大阪府高槻市)による研究成果が掲載された。象牙質は歯の内側にあり、エナメル質よりも柔らかく虫歯が進行しやすい。亜鉛がそれを防いでくれるというのだ。
 「フッ素が虫歯予防につながることはよく知られていますが、当社はより効果的に作用させるための研究に取り組んでいます。亜鉛はその一環です」(同社広報室)
 研究成果をもとに、今年2月にはフッ素の働きを助ける酸化亜鉛と還元パラチノースを配合した「sunstarDoペースト」を発売。
 「歯へのカルシウムの取り込みを促すとともに、カルシウムの溶け出すのを防ぎ、歯の質を強化することで虫歯を予防します」(同)
 歯ブラシや定期的な健診で、虫歯予防に励んではいかがだろうか。
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〈歯磨きの5つのポイント〉
 2次う蝕を防ぐには、歯磨きを忘れてはいけない。そこで、サンスターに歯磨きのポイントを聞いた。疲れたからといっても、夜の歯磨きは忘れずに。
 (1)歯ブラシは、前歯2本分のコンパクトヘッドのものを。柔らかめの歯ブラシを選ぶようにする。
 (2)持ち方はペングリップのように。歯を1本ずつ磨くような気持ちで。力を入れすぎないこと。
 (3)歯と歯茎の境目を重点的に磨く。歯ブラシのヘッドを歯に対して90度になるように当て、ヨコに小刻みに動かす。上下の裏を磨くときには、歯ブラシをタテにして1本ずつ磨くようにする(スクラッピング法)。
 (4)歯と歯の間、歯の噛み合わせ部分、歯と歯ぐきの境目、歯並びの悪いところをしっかりと。
 (5)歯磨き時間は最低3分以上。


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青森の清らかな水、
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太陽の光をいっぱい浴びた、
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投稿日: 2006年05月10日

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