この記事を読む方におすすめの記事
今!気になるレビュー
【ライフ】シニアが注目する趣味・資格の1位はなんと…
【ホンネで答えた50+の気持ち】
これまで身を粉にして会社に尽くしてきた団塊の世代たち。退職後のあり余る時間は「趣味を生かし、人を楽しませたい」「専門の資格を身につけて、自分の力を試したい」などと、あれこれ思いを膨らませている人も多いに違いない。
好きな資格をとるために、退職後、再び勉強にいそしむシニアの姿が目立つ昨今。彼らは今、どんな趣味や資格に注目しているのだろうか。(2006.05.17紙面掲載)
世は今や、インターネット時代。とくに団塊の世代は、情報収集能力が高く、自己表現の意向も強いといわれてきただけに、パソコンやインターネットの活用頻度は高いといえるかもしれない。
こうした傾向は、データからもうかがえる。50歳以上の約32万人の会員が登録する無料コミュニティサイト『STAGE』を運営するシニアコミュニケーションが昨年、約300人に「取ってみたい趣味の資格」を聞いたアンケートでも、第1位は15・8%の「パソコン検定試験」だった。
「パソコンを使うのが当たり前の社会。自分でパソコンを使いこなすのはもちろんのこと、他の人たちにも、その便利さを教えてあげたいですね」(50歳の女性)
「パソコンを22年やってきたが、検定を持っていないので、取得しようと思った」(50歳の男性)
コミュニティサイトを通じて調査した影響もあるかもしれない。しかし、日頃慣れ親しんだインターネットを生かし、実力を試したいという思いが伝わってくる。
第2位は、意外なことに「気象予報士」が「その他」とともに、13・2%を占めた。理由は、
「地方テレビで予報士として活躍してみたい」(66歳の男性)
「得た知識を仕事で生かしたい」(53歳の男性)
など。もともと、自然が好きな世代らしく、気象の知識を退職後の仕事に生かそうというあらわれのようだ。
一方、最近の焼酎ブームの影響だろうか。第3位は「焼酎アドバイザー」で9・2%。
「趣味嗜好と実益を兼ねて、取得してみたい。でも、今以上に晩酌の量が増えて、妻に叱られそうな気もしますが…」(51歳の男性)
「お酒はなんでも好きで、毎日主人と晩酌します。最近、体のために、日本酒より焼酎を好んでいます。毎月違う銘柄を購入しているので、少し勉強したいかなと思いました」(64歳の女性)
こちらは、家庭での日々の楽しみが高じてということか。微笑ましささえ感じられる。第5位の「きき酒師」(6・6%)、第7位の「ワインエキスパート」(5・3%)も、同じような理由から来ているようだ。
「日本酒の美味しさを知らな過ぎる酒飲みが多い。全国のお酒の“利き酒”をして、本当に上手い酒を日本酒ファンに紹介したい」(63歳の男性)
「ワイン好きの仲間がいるので、料理等作って一緒に飲みたい」(65歳の男性)
同社の井堀良祐シニアマネージャーは言う。
「1位のパソコン検定は、シニアの親和性が背景にあると思います。自ら情報を得て判断し、自分の経験を発信して社会に還元したいという意向が強いですからね。気象予報士や6位の森林インストラクターは、山登りやトレッキングが趣味の中に根付いていることの裏返しだと思います。お酒関係も、食へのこだわりが強く、味覚だけでなく頭でも楽しみたい世代なのではないか」
これからは、雑学や薀蓄を広げて、長いセカンドライフを楽しみたいということなのか。
----------------------
くわしいデータは、シニアコミュニケーション(http://www.stage007.com/)でご覧になれます。
この連載では、「50歳未満お断り STAGE(R)50」を運営するシニアコミュニケーションの協力で、第2の人生を謳歌する50歳以上の男女の生の声、データを元に、ホンネを探っていきます。
