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脂肪燃焼助け花粉症も緩和する「ふき」

【健康に効く食べ物】
shoku20060525.jpg カミさんの母親は70代後半だから、時々しみじみした物を食べさせてくれる。この間は「ふき」の葉っぱをうでて、水気を絞ってからゴマ油でサッといためて、しょうゆとみりんで味付けしたものを出してくれた。(2006.05.25紙面掲載)

 これが意外にうまかった。ふきといえば食べるのは茎。初夏の味わいですな。これもまた小さな発見があった。おふくろさんは茎だけを薄味で煮た。これが多少物足りない。気がついた。油揚げがないのだ。で、後日、自宅で油揚げとのコンビの煮物を作ったら、やはりうまいのだ。
 葉っぱの話に戻るが、筆者は以前こんな話に遭遇して、取材したことがある。
 「一生に一度、それを飲むと脳卒中で絶対に倒れない」
 それは、ふきの葉をすりつぶして搾った汁小さじ3杯に、鶏卵1個分の卵白、日本酒小さじ3杯、青梅に10分の1の重さの食塩で漬けた梅漬け1個(種を取り除く)をすりつぶしたもの。これを卵白、ふき、酒、梅の順でよくかき混ぜる。
 これがひどくまずいらしい。しかも効果も効果の根拠もないらしい。しかし、ふきの旬の時期になると、どこからか流布し始める“うわさ”だ。こうやって紹介する筆者も、それに加担していることになりますか。
 さて、ふきの健康的効果である。ふきはキク科フキ属の多年草。日本原産の伝統野菜で、日本人は昔から食していた。なんでも10世紀に栽培の記録があるらしいから、とにかく古い。
 その薬効はよく知られていて、食欲増進を始め、健胃、解毒、魚中毒、便秘などだが、特に用いられていたのは胃もたれや胃痛の治療、またはせき止めやたんを取る効果だ。
 これはクエルセチンというフラボノイドの一種やケンフェロール、苦味質、精油などといった成分が奏功しているという。これらが多く含まれているのが、葉だ。
 ちなみにクエルセチンを調べたところ、意外に広範な効果を持っていることがわかった。なんでも肝臓での脂肪代謝を高めて脂肪燃焼をアップし、さらに消化管で脂肪と結合し脂肪の吸収を抑制するのだそうだ。
 さらに、花粉症の炎症を緩和する、強い抗酸化作用を有するなど、意外な効果を持っていたわけですね。
 時期はだいぶ遅くなったが、ふきのとうを使った民間薬がある。これにも前述した有効成分が豊富に含まれている。ふきのとう10-20㌘を500ミリ㍑の水でせんじながら半分の量になるまで煮詰め、こしたものを飲む。これが3回分。そして味は…保証の限りではない。

投稿日: 2006年06月08日

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