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任天堂経営方針説明会、「ゲームのことだけ考えている人なんて、世の中にはほとんどいない」

【ゲーム/デジタルエンタメ】
 現在、6月7日午後2時30分。東京・赤坂のホテルニューオータニ鳳凰の間で任天堂の経営方針説明会が開かれており、岩田聡社長がニンテンドーDSの説明に続いて、同社の新型機「Wii」についての紹介を行っています。岩田さんはかねがね、「ゲーム人口を増やさなければゲーム業界の未来はない」と言い続けており、その考えを「ニンテンドーDS」や「脳を鍛える大人のDSトレーニング」などで体現していますが、本日の発表ではさらに、既存のゲーム業界人にはかなりキツい、過激な発言が出ています。面白いので、発言を以下に列記します。

 「単なるハードの進歩をいくら続けても、ゲーム離れを食い留めることはできない」
 「ゲームやゲーム機のことだけを考えて生きている人は、世の中にそれほど多くはない。ほとんどの人はゲームのことはあまり考えていない」
 「任天堂は次世代ゲーム機を作っているわけではなく、次世代ゲーム機戦争をしているわけではない」
 「処理性能至上主義からのパラダイムシフトはすでに携帯型ゲーム機で起きている」
 「ゲーム機の会社の社長としては不適当な発言かもしれないが、薄く小さく邪魔にならないゲーム機を作りたいと思った。普通の人、とくに家庭のお母さんにとって、ゲーム機は邪魔なもの。『邪魔だなんてとんでもない』と言うのはゲーム業界の人だけ」
 「どんどんリアルだけを目指すという一方向の道だけでなく、ソフトの価値を高める方法があるのではないか」
 「ゲーム機は最初は赤字で当たり前、というのは妙な考え。そういう考え方をお持ちの方もいるが、任天堂はそういう発想とは逆」

 会場にはゲーム業界誌の記者も大勢いると思うんですが、どんな気持ちで聞いているんでしょうかねえ。
 いずれにしても、DSの大ヒットで、岩田さんもそうとう自信を深めたようです。当然、名指しこそしませんが、「処理性能至上主義」戦略をとる某ライバル社への強烈な反論メッセージでもありました。
(「夕刊フジ」デジタル担当デスク・佐々木浩二)

投稿日: 2006年06月07日

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