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「お菓子」の業界地図
【会社・業界の基礎知識】
好業績をマークした業種・企業が多い中で、3月期など前期決算で対前年比減収企業が目についたのが「菓子業界」だ。最終赤字を出したところもあった。冬場商品のチョコレートなどが主力の企業にとっては“弱点”の夏場を迎える。「猛暑だけは避けたい」のが本音だろう。勢力関係を検証してみる。
生産額では2兆円、小売りベースでは3兆円を下らないとされる菓子市場で、大手として君臨するのが「明治製菓」「ロッテ」「江崎グリコ」「森永製菓」「カルビー」などだ。(2006.06.07紙面掲載)
ただし、米P&Gと提携し、ポテトチップスの代表的ブランド“プリングルズ”の国内販売も担当する明治製菓は、菓子企業とは別の顔を持つ。
同社は抗菌薬メイアクトや抗不安薬メイラックスなども手がける。
グループの売上高4000億円弱のおよそ3割が、医療用医薬・農薬・動物薬事業の稼ぎ。東京ガスからフィットネスクラブ運営の子会社を買収するなどスポーツクラブ施設も持つ。
ロッテはアイスクリーム事業で雪印乳業と共同展開し、ホカロンで知られるロッテ電子工業などもグループの一員。
百貨店のロッテ・ショッピング(ロンドン市場に上場中)などを子会社に持つロッテグループ(韓国)も併せれば、売上高は2兆円を超え、明治製菓以下国内企業をはるかに凌駕する。
明治製菓の乳製品部門を譲り受けて出発したのは明治乳業。森永乳業は森永製菓と合併後、分離してスタートしている。
一方、牛乳・乳製品のグリコ乳業は江崎グリコの100%子会社。森永製菓と「不二家」は資本提携している。
また、パン最大手の山崎製パンも子会社にヤマザキナビスコを擁するなど製菓・米菓も展開中。
ヤマザキナビスコは、山崎製パンと米ナビスコとの合弁でスタートした会社だが、現在は山崎製パンと総合商社の双日が株主だ。
持ち株会社フレンテを設立し、その傘下に入っているのがコイケヤポテトチップスで知られる「湖池屋」。カンロ飴の「カンロ」は、三菱商事と販売総代理店契約を締結し、その関連会社になっている。
