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任天堂DS圧勝のワケは「新鮮な驚き」
【ゲーム/デジタルエンタメ】
任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」の圧倒的人気の陰で、ハード(ゲーム機本体)間の“格差”が拡大している。出荷本数が520万本を超えた「脳トレ」シリーズがDS市場を 牽引(けんいん)する一方、プレイステーション(PS)2市場を代表するスクウェア・エニックスの人気RPG「ファイナル・ファンタジー」の最新作は、発売から3カ月足らずで半額以下で投げ売りされている。この、いびつな状況に、ゲーム業界人は頭を抱えている。(2006.06.19紙面掲載)→「ニンテンドーDS」関連記事
「これは格差なんてものじゃない。DS市場以外は砂漠みたいなもんですよ」と話すのは中小ソフトメーカーの関係者だ。「5000万円以上の開発費をかけたPSP用ソフトの受注が1万本に届かないのに、2000万円程度で作ったDS用ソフトの受注は5万本を超えている。うちとして、PSP用ソフトの方が売れてほしいんですけど…」と、この関係者はため息をつく。
なぜ、ここまで格差が開いてしまったのか。ゲーム情報サイト「ITmedia+D Games」の今藤弘一編集長は「任天堂はDSだけでなく、今年末に発売される家庭用ゲーム機『Wii(ウィー)』でも、つねに新しいことへの“わくわく感”を提供してくれる。こんな気持ちを与えてくれるのは、(ゲーム機メーカーの中では)いまのところ任天堂だけではないか」と分析する。
こうした状況を誰よりも喜んでいるのは、現社長の岩田聡氏を後継者に指名した山内溥前社長だろう。山内氏は4年前の退任直前、同社の経営戦略説明会で、「岩田新体制に何を望むか」と問われ、次のように答えている。
「ハードの進化を求めるのは、労多くして功少なし。そんな戦い方しかできない任天堂なら、任天堂の価値なし。ゲームは驚きが肝心で、そういう(新しい驚きを追求する)ことができるのは任天堂しかないんだね、と近い将来言われるように。それが願望」
山内前社長は「願望」という言葉を使いつつも、自分が語ったことを実現できないと任天堂が生き残れないことを言外に匂わせていた。そして、その「願望」は岩田氏のもとで「形」になり、いまの任天堂の圧倒的な強さがある。
だが、任天堂関係者は「いまは好調かもしれないが、そのうち市場も再びレッドオーシャン(競争の激しい世界)になるだろう」と冷静に語る。先行するXbox360とWii、そしてPS3の新ハードがそろい踏みする今年末、ハードの格差は縮小するのか、それともさらに拡大するのか。業界関係者が気をもむ日々は続く。
→「ニンテンドーDS」関連記事
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トラックバック時間: 2006年07月02日 18:10
映像重視の大鑑巨砲主義としかいいようのないソニー路線(見栄えだけで中身が空疎というソニーっぽいといえばそうだけれど
トラックバック時間: 2006年07月06日 23:24
