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「鉄っちゃん」の楽園「田端」
【食とレジャー情報】
田端が鉄道マニアの楽園であることを教えてくれたのは、日本全国完乗のキャリアを持つ筋金入りの鉄っちゃんの友人だ。
田端は、失礼ながら山手線の中でもかなり地味な感じの駅。山手線沿線在住歴数十年ながら、この駅で降りたことは数えるほどしかない。(2006.07.18紙面掲載)
駅北口から出ると、商店街のようなものは見当たらず、南側が急な台地になっていて、この一帯は芥川龍之介や室生犀星らが住んだ、かつての田端文士村であった地域だ。それに対して坂下の駅の北側にはJR東日本の広大な操車場が広がっている。
「この操車場の間の道を歩くと、一眼レフを抱えた『鉄っちゃん』が写真を撮ってるのに必ず出くわすよ」とは、件の鉄道マニア君からの情報。
女子でありながら少しばかり鉄道愛好の趣味のある自称「鉄子」としては、興味を引かれる。恐る恐る出かけてみたところ、まずはその操車場の広大さに驚いた。
例の操車場の中を貫く道を歩んでいくと、あちらにもこちらにも新幹線や貨物の機関車などオイシイ鉄道車両が並んでいるではないか。これを動く鉄道テーマパークと言わずとして何と言おう。
操車場の中には小さな踏切もあり、これも鉄道気分を盛り上げる。東北新幹線E2系「はやて」やE4系Maxやまびこ、機関車も各種並んでいて、あちらこちらから貨車を連結させるガチャンという音が聞こえ、ますます鉄道萌えな気分は高まる。
あまりの車両充実ぶりに 茫然(ぼうぜん)自失していると、カメラを携えて撮影中の「撮り鉄君」に本当に遭遇してしまった。都内の「撮り鉄」スポットというと、都電荒川線沿線や東京駅の特急ホームなどという認識があったが、こんなところにも出没していたとは。
都心においては、この田端付近と、田町、大井町、臨海部の大井付近などにJRの車両基地がある。その各所で、車両とともにマニア君たちの行動を追跡してみるのも、かなり興味深いような。かなりひねくれた鉄道趣味だろうか。

