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「変額個人年金」、運用次第で受け取り額が違う

【サラリーマンとおカネ】
 「変額個人年金」が注目されている。契約者が支払った保険料を投資信託や株式・債券などで運用、その実績に応じて年金を支払うという性格のものだ。保険会社の運用がうまくいけば、それ相応の年金を受け取れるが、運用がうまくいかなければ、受け取り年金額の合計は支払った保険料を下回る可能性もある。受け取る年金額は“運用次第”というわけだ。(2006.07.24紙面掲載)

 確かに、この低金利時代にあって、定額タイプの個人年金よりは、年金を「増やす」という意味で投資型が魅力的に映る。しかし、元本の保証がないのはやはり不安。そんな不安を解消すべく登場したのが、元本相当額を保証するというタイプの個人年金だ。同じ変額年金ではあるが、運用実績がマイナスになっても、加入時に設定した年金額は保証される。また、運用期間中は中途死亡でも死亡給付金が支払われるという保証付き。その額も、死亡日までに払い込んだ保険料を下回ることはない。
 年金の受け取り方法も、被保険者の生死に関係なく、契約時に設定した年金を一定期間受け取れる「確定年金」のほか、被保険者が生きている限り一生涯受け取れる「終身年金」、被保険者または配偶者のどちらかが生きている限り受け取れる「夫婦年金」の中から選択できる。
 安心感を得られる「保証」だが、当然、保険会社にとっては負担となりかねない。そこで、それなりの条件がつく。まず、選択できる運用商品は公社債中心の商品に限定される。株式や外国証券に比べ安定感があり、元本割れのリスクは少ない分、利回りも小さい。さらに、元本割れが生じた場合に備え、契約者が支払う保険料から保険関係費の一部を差し引く。そのため、毎年の運用や保険にかかる費用が、保証のないものと比べて1%ほど高くなる。また、10年以内で解約すると、それまでの積み立て金から解約控除が最大8%も差し引かれるケースもあるという。
 さらに、高い運用利益が期待できるとうたっているものの、年5%で運用できたとしても、保険関係費用や運用関係費用として2%強が差し引かれることになる。年金をより増やすという点でやや弱さを感じさせるが、それをカバーする商品もある。
 「払い込み完了後の年金受け取り期間中も、運用を続けることで、増やせる可能性は高くなります」とは、上級ファイナンシャルプランナーの半田典久氏(多摩プランニングオフィス代表)。
 年金を受給する期間も運用期間にあてるわけだ。加入する際には、保険会社の体力とともに、プランの詳細、運用実績などをチェックしたい。
 「普段から運用についての意識を持ち自分のライフプランをしっかり立てておくのが大切」と半田氏はアドバイスする。
   

投稿日: 2006年08月03日

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