この記事を読む方におすすめの記事
今!気になるレビュー
「アパレルメーカー」の業界地図
【会社・業界の基礎知識】
クールビズの定着はいいが、ネクタイを外せばいいというわけでないから難しい。アパレルメーカーもメーカーなりに頭を悩ませている。1兆5000億円程度と推定される同業界の合従連衡などを押さえておこう。
業界大手で百貨店流通を主力とするのが「オンワード樫山」。同社は英国の“ジョゼフ”ブランドを買収するなど、海外ブランドの獲得を積極的に展開。筆頭株主として8%程度保有していた「ダイドーリミテッド」の株も買い増し、保有株比率を14%超に高めた。ちなみにダイドーは“ニューヨーカー”ブランドで知られる。(2006.07.26紙面掲載)
異例の行動に出たのが「ワールド」で05年7月、MBO(マネジメント・バイ・アウト=経営陣による買収)を実施し、上場を廃止した。
“ポール・スチュワート”ブランドなどを展開する「三陽商会」は、百貨店流通以外にファッションビルを主販路とする新ブランドを立ち上げている。
グループ内体制の再構築に動いたのが「レナウン」と「ダーバン」。
両社は、04年に経営統合し共通の持ち株会社レナウンダーバンホールディングスを設立したが、06年3月、持ち株会社と合併し、新生・レナウンとして再出発。投資会社からの出資も仰いだ。
“ゴールデンベア”ブランドで知られる「小杉産業」は、航空測量大手「国際航業」などに出資する「ジェイ・ブリッジ」の傘下に入った。
4000億円程度の売り上げを1兆円にするのが目標の「ファーストリテイリング」。同社の動きも活発だ。「ワンゾーン(旧・靴のマルトミ)」の買収で靴の小売りに参入したほか、レディス中心の「キャビン」を子会社化。ダイエーとは新ブランド“ジーユー”で、東レとは衣料品の開発・生産でそれぞれ業務提携した。
なお、ワコールホールディングスやトリンプ・インターナショナル・ジャパンは女性用インナーが主力。紳士たるもの覚えておいて損はない。
