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あなたの知らない「冷の世界」へ

【食とレジャー情報】
 残暑厳しい折、大自然のクーラーを満喫するのもいいだろう。洞窟、滝、森林…涼しい穴場で、ちょっとしたアドベンチャー気分を楽しもう!(2006.08.17紙面掲載)

あぶくま洞
 鍾乳洞のひんやり空間で、大自然の芸術作品を鑑賞するのはどうか。
 昭和47年に観光地化されたのは「あぶくま洞」(福島県田村市)。全長600メートル、約8000万年の歳月をかけ、一滴、一滴の地下水で創り出された造形美は圧巻だ。
 「気温は年中15度で夏は涼しく、冬は暖かい。珍しい鍾乳石もあり、神秘的な世界を堪能してほしい」(観光交流課)
 一番奥にある最大ホールの「滝根御殿」は3層に分かれ、天井までの高さは約30メートル。鍾乳石が斜めに垂れる「洞穴シールド(月華の滝)」や、布のような「クリスタルカーテン」があり、最も見どころの多い洞穴だ。入洞料は大人1200円、中学生800円、小学生600円。
 車で10分ほどのところには、水温10度の水にヒザまでつかり、懐中電灯やロウソクで洞内を巡る「入水鍾乳洞」がある。入洞料550円(大人)で、かっぱとゴムぞうり(300円)、短パン(200円)、ロウソク(100円)をレンタルしてくれる。
 ★JR東北新幹線郡山駅から、JR磐越東線に乗り換え、神俣駅で下車。タクシーで約10分。

苗名滝
 「日本の滝100選」を参考に、岩壁から流れ落ちる滝の眺望にでかけるプランもいい。川沿いに遊歩道があるところも多く、森林浴で爽快な気分にさせてくれる。
 長野県との県境を流れる関川の本流にかかる「苗名(なえな)滝」(新潟県妙高市)は水量が多く、豪快。柱状節理(全体的に柱のような割れ目が入る)をもつ玄武岩の断層から、轟音をたてて落ちる直瀑は高さ55メートル。本来は滝の下に架かる吊り橋が渡れ、水煙の舞う落ち込み近くまで行けたが、今年は大雪で遊歩道が崩れ、現時点で行けるのは手前まで。
 「それでも滝が正面に見えて景観は最高。河川内を歩く遊歩道は涼しく、真夏も25度以内」(観光協会)
 付近は温泉が豊富で、杉野沢温泉、池の平温泉、赤倉温泉がある。「夏は、赤倉観光リゾートからスカイケーブルに乗って、ブナ林の中、妙高高原の風を味わってほしい」(同)
 冬はスキー場のゴンドラだが、夏はブナ林の周遊コースに利用される。「標高600メートルから1400メートルまで上がる。約100メートルにつき約1度下がるので、さらに8度ぐらい涼しくなる」(同)
 ★JR長野駅からJR信越本線に乗り換え妙高高原駅下車。バスで約15分の「杉野沢」停留所から徒歩約10分。

青木ケ原樹海
 「自殺の名所」としてあまりに有名だが、静岡県富士河口湖町は、その汚名を払拭するのため、一昨年から「ネイチャーガイドツアー」を始めた。「森林浴の森100選」や「日本の秘境100選」に選出されている樹海は、約1100年前の噴火で流れ出た溶岩の上に形成された日本最大の溶岩上原生林。
 多種多様のコケが一面を覆い、ツガやヒノキを主とした樹齢2、300年の樹木が富士山麓独特の神秘さを醸し出す。
 夏の森林散策には最適の“冷界”スポットだ。「東京都心に比べて河口湖辺りは3~4度低い。樹海は標高900メートルの西湖湖畔にあって、中はさらに5度ほど低い」(観光課)
 ガイドが案内してくれるツアーは、集合場所の「西湖コウモリ穴」に河口湖からのレトロバスが到着する時刻・便数(1時間毎)に合わせて1日8回。基本は2人以上・1時間コース(2~3人から)で1人500円。
 岩洞穴群も名物だ。総延長350メートル以上ある富士山麓最大級の西湖コウモリ穴は大人300円、小人150円で探検することができる。
 「運がよければ、コウモリを近くで見られる。洞穴内は気温10度以下」(同)。ガイドツアーにコース、時間の要望やコウモリ穴探検を加えることは可能だが、予約が必要。(問合せ電話0555・82・3111)
 ★JR中央線大月駅から乗り換え、富士急行線河口湖駅下車。西湖・青木ヶ原周遊レトロバスで約30分(東京・JR新宿西口から河口湖駅までの高速バス有り、所要時間約1時間45分)。
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【おすすめ鍾乳洞】
▼龍泉洞=岩手県岩泉町
▼不二洞=群馬県上野村
▼日原鍾乳洞=東京都奥多摩町
▼備中鍾乳穴=岡山県北房町
▼龍河洞=高知県土佐山田町
▼秋芳洞=山口県秋芳町
▼球泉洞=熊本県球磨村
▼昇竜洞=鹿児島県知名町
▼玉泉洞=沖縄県玉城村。

投稿日: 2006年09月01日

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