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「ばーさんがじーさんに作る食卓」ブログが人気

 手軽に情報発信できることから、若者や主婦らの利用者が急増している「ブログ」だが、シニアのブロガーも頑張っている。
 京都在住の岡西克明さん(69)と松子さん(69)夫妻は昨年5月、日々の食事の内容をつづったブログ「ばーさんがじーさんに作る食卓」(http://sesenta.exblog.jp/)=画面写真=を始めた。ネット上のクチコミでその魅力が伝わり、現在では1日平均約2000人の人が訪れる人気ブログに成長した。

 「じーさん」こと克明さんは、大阪のデザイン会社に40年勤めて退職。ブログを始めたきっかけは、「やっかいな食事制限を少しでも楽しくと心がけてくれた『ばーさん』に対する感謝の気持ちから、これを記録に残そうと思った」ことだという。
 克明さんが人間ドックでカロリー制限や減塩などを医師から指導されたことが、そもそもの発端。松子さんは低カロリーで薄味ながらおいしい料理を工夫し、毎日の食卓に並べてくれた。それを克明さんが撮影、レシピなどの話を聞き、ブログにアップする、という連係プレーで1年3カ月にわたってマメに更新を続けている。
 「初めは自分たちだけの記録のつもりでしたが、最近はたくさんの方々に読んでいただいているので、ほどよい緊張感があります。料理の内容に季節感を出したり、マンネリにならないように盛りつけや写真の見栄えを工夫するなど、いろいろとこだわるようになりました」と克明さんは言う。
 色鮮やかでおいしそうな食卓の様子に、オーストラリアやヨーロッパで日本の食事を懐かしむ海外暮らしの人からもコメントが寄せられるらしい。それまでまったくパソコンに触れなかった松子さんも、コメントや他のブログを見るようになった。「いずれは私からもコメントをくださった方にお返事できるようになりたい」と話している。
 「夫婦でブログをやる利点は、一方のモチベーションが落ちても片方がフォローしてくれること。長く続けてきたおかげで、日本だけでなく世界中の人と知り合い、私より何世代も若い方たちとも話ができるようになりました。新しい世界が広がりましたね。パソコンや料理を中心に、幅広く勉強しようという意欲がわき、毎日の励みになります。夫婦の会話も自然と増え、共通の楽しみができました」(克明さん)
 定年後、夫婦の会話がなくなったり人付き合いが減って戸惑う人は多いというが、そうならないためにもブログはオススメだ。知人だけでなく、地域や世代を超えた未知の人たちとコミュニケーションをはかることができる。ブログのネタ探しが、いろいろなことに挑戦するきっかけにもなるだろう。(2006.08.31紙面掲載)

投稿日: 2006年09月15日

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