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台湾のメイド喫茶「女僕喫茶」に行ってきました
■巨漢記者の台湾見聞録
現政権の汚職などで、連日与野党のデモが展開されている台湾だが、総統府周辺など一部地域を除き町はいたって平穏だ。学生街も一昔前のような政治的熱気は一切感じられず、拍子抜けしたまま、台北駅前地下街のある店を訪れてみた。
店名は「台北女僕喫茶 Fatimaid」。
なんだかいかがわしげだが、断じて風俗店ではない。念のため。
これは本朝風に申すところの「メイド喫茶」のことである。日本文化に親近感の強い台湾では、2004年ごろから実験的に数店舗が営業され、この店も今春、台北市東部で数カ月の実験営業の後、6月に駅前地下街に進出してきた。
日本では訪れた経験のないメイド喫茶だが、外国人という立場なら違和感もなかろうと、店の前に立てば、いきなりふりふり付きミニスカートの可愛いメイドさんが飛び出してきて「オカエリナサマセ」と少しあやしい日本語で歓迎された。店名の看板の上には「秋葉原」の駅名表示まである。
恥ずかしい。非常に恥ずかしい。
オーダーは、この麻桜(Maei)ちゃんというお嬢さんのお薦めにしたがって、イチゴカルピス(100元=380円)とクッキー(30元=114円)にしたが、ふりふりドレスでバカ丁寧にかしづかれるほど、「ええ歳こいてこんなところに来ている自分」を、遠く大阪の妻子が微笑をうかべて見ているような気がして、顔から火がでそうだ。
居心地の悪さを我慢して店内を見渡せば、周囲はやはり大学生くらいの男性2、3人づれがほとんど。壁際の本棚には日本の漫画やアニメの美少女キャラのフィギアなどがずらり。唯一台湾らしいのは額入りの墨痕鮮やかな標語「礼儀」、「従順」、そして「用心」。
「なにか書いていってね」と落書き帳を渡され、他のページを参考にイラスト入りで「我愛麻桜!」と書くと、一瞬、嫌そうな顔をされた、ような気がした。
帰り際、地下街に響き渡るような「イテラサイマセー」の言葉に、大汗かいて足早に立ち去った巨漢記者なのである。
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●吉村剛史
会社から学費を騙し取り、9月から夕刊フジ関西総局在籍のまま海外の大学で勉強している不惑の留学生記者。数々のペテンを駆使してもぐりこんだ先は台湾の名門校「台湾大学」。日本時代の旧制台北帝大の伝統を受け継いでいるだけに講師陣もハイレベルで、言葉の壁と連日の山のような課題に体重120キロの巨体は早くも息切れ気味。漢語の習得はもちろん、帰国までに「もこみち級まで減量する」のが目標。
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トラックバック時間: 2007年07月18日 22:04

