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イケメンの部屋で「満寿泉」堪能したが…

■酔っぱライター・江口まゆみ「酒と男の日々」
 「あっ、もしかして酔っぱライターの江口さんですか」
 あるパーティーで、近づいてきた男がいた。若くてイケメン。
 「会えてうれしいな。僕、スパとかダイムの連載、よく読んでました」
 よく聞くと、パーティーの主催者、Kさんの後輩だという。Kさんとはかなり親しいので、ふっと警戒心がとけた。

 「じゃあ、この会が終わったら飲み直そうか」
 「わー、ホントですかぁ」と彼もノリノリ。
 2人で炉端焼きに行き、日本酒や焼酎をしこたま飲んだ。その頃、男とうまくいってなかった私は愚痴を言いまくり、彼は「ウンウン」と聞いてくれていた。
 まあ、そこまでは覚えていたのだが、そのあとの記憶がプッツリと途切れている。
 気がつくと、彼の部屋らしき場所にいて、目の前に「満寿泉」の一升瓶があり、それをグラスに注いでいた。時間もかなりたっているようだ。
 「やだな、江口さん、あれから2軒目行ったじゃないですか。カラオケも歌ってましたよ」
 「そうだっけ。ごめん、ごめん。しかし、このお酒、普通手に入らないよ。けっこう酒好きだねー」などと言いつつ、やばい状況っぽいので早く帰らなくちゃと焦って席を立った瞬間だった。
 「ゴン!」
 私は見事に足を滑らせ、頭からドバーッと血が噴き出した。彼は青くなって救急車を呼び、私は病院に運ばれてしまった。結果は6針も縫う大けが。
 あれから彼には会っていないが、ちょっと惜しいことをしたかな。

投稿日: 2006年09月21日

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