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自然相手に遊ぶ「ラジコン」、初期投資は10万円

tnen20061003.jpg 自分の身長ほどもあるラジコン(RC)飛行機を大空に飛ばして楽しむ中高年男性が増えている。子供のころは高根の花だったが、大人になった今なら手が届くからだ。
 零戦を代表とする戦闘機はラジコン飛行機の世界でも人気だ。戦後に出版された坂井三郎氏の「大空のサムライ」を知る方なら、零戦に対するあこがれはひとしおだろう。

 ミニチュアサイズとはいえ、実際に大空を舞う零戦のラジコン飛行機のスピードや音の迫力には圧倒される。
 また、ちばてつや氏の描いた漫画「紫電改のタカ」にも登場する「紫電改」をはじめ、「雷電」=写真=や「飛燕」などの人気も高い。
 これら戦闘機の操縦を自ら味わうためには、訓練が大切だ。ラジコン飛行機の中には何百万円もする高価なものや、ジェットエンジンを積んだものもあるが、まずは10万円ほどの初期投資で、完成度が高く迫力も十分な全長1メートルクラスのキットを手に入れよう。
 シミュレーター(コントローラー)や動力系統などの周辺機器を最初にそろえてしまえば、次の1台は2―3万円で飛ばせる。訓練を積み、意のままに操れるようになれば病み付きになる楽しさだ。
 飛行機らしい音が魅力のエンジン機は広く親しまれているが、最近は電池やモーターを動力とした電動機が広まりつつある。機体に使われる素材も軽量で剛性が高くなった。
 そうした電動機の恩恵を受けるのが、上昇気流や風をたくみに利用して飛ばす電動グライダー。翼長が1・8メートルほどもあるグライダーも、ひとたび上昇気流をつかまえれば、動力に頼らず高度を上げることができる。天気や時間帯などによって発生する場所が異なる上昇気流は、風になびく草や上空を舞う鳥などをヒントに探し出す。まさに、自然を相手にした遊びだ。
 さらに、いかにもサスペンスドラマに出てきそうな岸壁で飛ばす「ソアリング」という楽しみ方もある。広く開けた海を背景にグライダーを操る 爽快(そうかい)感はたまらない。
 こうしたラジコン飛行機の世界に魅了された大人に向け、飛ばし方やセッティングのノウハウ、製品の最新情報などを提供している雑誌が「RC AIR WORLD」。雑誌と連動したサイト「サイドリバー」(http://www.sideriver.com/)では、バックナンバーや実用書とともに時速150キロ超の最高速を誇る、翼長約1・3メートルの「オウルレーサー・オリジナルカラー」(上級者向き商品)なども販売している。
(枻出版社「RC AIR WORLD」編集長・鈴木喜生)(2006.10.03紙面掲載)

投稿日: 2006年10月17日

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