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年末はDS独走…と思いきや、意外に健闘しそうなゲーム業界
年末商戦まで3カ月を切ったゲーム業界。ニンテンドーDSで独走する任天堂の一人勝ちかと思いきや、他メーカーもなんとか息を吹き返せそうな状況だという。先月開催された業界イベント「東京ゲームショウ2006」も盛況で、今年は過去最大の入場者数(19万2411人)を記録。業界関係者の期待感も高まっている。
あるメーカー関係者は「今回のゲームショウの目玉はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のプレイステーション(PS)3でしたが、他社のブースもそれなりに盛り上がっていました。正直(盛況ぶりに)驚きました」と語る。
たしかに、一般公開の初日には、SCEブース周辺に位置するカプコンやナムコ、スクウェア・エニックスなどのブースも、立錐(りつすい)の余地がないほどの盛況だった(写真)。
「あの日はSCEブースにたどり着くのも大変で、PS3のプロモーションムービーを見るのがやっと。隣のカプコンブースも、ほとんどの人気ゲームが200分待ち。外に出ようと思っても、入り口近くのバンダイナムコブースのイベントで人が動かない。なんとか外に出て、空いていると思っていた(笑)マイクロソフトブースに行くと、(Xbox360用のソフト)『ブルードラゴン』は160分待ちでした。今年はすごかった」と別の関係者も驚いていた。
「今回のゲームショウを見て元気が出ました」というのは、あるゲームソフト開発者。「任天堂のゲームは私も好きですが、開発者の端くれとしては、任天堂がすべてじゃないといつも思っている。上司からは『脳トレみたいなヒット作を作れ』と言われ、『脳トレのような類のゲームしか売れないのかな』と悲観していましたが、今年の年末商戦は(凝った作りのゲームでも)そこそこいけそうな感じですね」。
任天堂による「DSショック」で意気消沈していた他メーカーの関係者も、「面白いゲームを作れば、まだまだいける」という手応えを今年のゲームショウで得たようだ。さて、この意気込みが年末にどう実を結ぶか?(2006.10.16紙面掲載)
