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「コエンザイムQ10」のアンチエイジング効果は、あくまで仮説

 アンチエイジングのサプリといえば『コエンザイムQ10』。サプリ以外にも化粧品などに配合され、その名は広く知られるようになった。
 CQ10は体の細胞や血液中にある成分で、体内のエネルギー生成と生命維持に不可欠な酵素。この働きが鈍ると、細胞の中のエネルギー水準が低下し、体調を悪くしたり、疲労しやすくなったりするという。

 自らが強力な抗酸化作用を持つことから、老化防止や美肌、歯周病予防などの効果があげられている。米国では、心臓を健康にするサプリとしても有名だ。
 CQ10の働きは、ストレスや偏った食生活などの要因により、20歳前後をピークに急激に低下。40歳を過ぎると、さらに加速するらしい。
 老化防止や健康維持などで摂取する場合の目安は、一日約30~60ミリグラムと推奨されている。食品で補うなら、牛肉で約950グラム、イワシ約6匹が必要とされている。普段の食生活では充分量を摂るのは難しいようだ。
 実際に効能はあるのだろうか。健康食品の臨床データに詳しい『おない内科クリニック』(群馬県伊勢崎市)の小内亨医師は、「CQ10が抗酸化作用をもち、アンチエイジングに効果があるという学説はあります。しかし、あくまで仮説で、臨床データをさらに収集していく必要はある」と指摘する。
 CQ10が体に必要な酵素であるには違いない。ただ、派手な広告に惑わされることなく、客観的な情報をきちんと知ってほしい。(2006.10.17紙面掲載)

投稿日: 2006年10月30日

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