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目指せ!デジタルちょい本格(プロ)―デジカメ編(1)―
いまや完全に写真撮影の主流となったデジタルカメラは、フィルム式カメラを超えるさまざまな魅力を秘めている。その魅力を引き出すことで、これまでよりさらにステキな写真が撮れるようになる。この連載では、デジカメのプロのちょい手前(=ちょい 本格(プロ))を目指したい読者に向け、明日からすぐに実践できるテクニックを紹介しよう。
デジカメが登場して10年あまり。急速な技術革新と爆発的な普及により、デジカメはフィルム式カメラに匹敵する画質と小型化、低価格化を実現した。
デジカメには多くの魅力があるが、最大の特徴は「ランニングコストがかからない」「撮ってすぐに見られる」という2点だ。この特徴を生かすことが、デジカメを使いこなすうえでの最大のポイントであり、同時に写真上達への早道でもある。
デジカメなら何枚でも気軽に撮れるうえ、撮った結果をその場で確認できる。まずは、「いいなあ~」と思った人やモノ、風景に素直にレンズを向けて1枚撮ってみる。そして、液晶モニターで結果を見ながら、もっとキレイで魅力的に見える表情やアングルを探そう。失敗しても消すことができるのだから、気軽にチャレンジしよう。
ただし、考えすぎは厳禁。どうも男性は、言葉を写真に置き換えるクセがあり、記録することだけで満足する傾向がある。しかし、ときには失敗を恐れず、自分が感じたままにレンズを向けることをオススメしたい。そうすれば、ふだん眠っている自分の感性が徐々に磨かれ、いろいろなものに感動する心も芽生える。
たとえば、通勤途中の車窓から見えるイチョウの葉が色づいたり、夕焼けの美しさに心を奪われたりといった、自分の中で忘れかけていた感動を呼び戻すこともできるはずだ。
写真によって、その感動を家族や周囲の人とも共有できたら、とてもステキだ。「キレイだな」と感じたら、素直にレンズを向け、シャッターを押す―デジカメ“ちょい 本格(プロ)”への第一歩は、自分の気持ちに素直になるところから始まる。
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山田久美夫
フォトグラファー。デジタルカメラ情報サイト「DigitalCamera.jp」運営。カメラ誌やパソコン誌にも多く寄稿している。
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【写真解説】
左が男性、右が女性の撮った写真。左は「公園で女の子を撮りました。」という言葉をそのまま写真に置き換えただけ、という構図。対して右は、女性らしい感性が漂うショットだ(2006.10.30 紙面掲載)


