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目指せ!デジタルちょい本格(プロ)―デジカメ編(2)―
デジタルカメラを手にしたら、一度はチャレンジしたいのが女性のポートレート撮影。けれど、ふつうに撮っただけではイマイチさえない写真になりがち。そんなときには、今回紹介する3つのテクニックを駆使して「ちょい 本格(プロ)」を目指してほしい。
その1は「光」。普通の人は、晴れた日に順光で撮るのがいいと思いがちだが、女性の撮影ではNG。女性には日の光がまぶしいし、顔に強い影もできてしまう。記念写真ならともかく、ポートレート向きではない。
女性を撮るなら、実は逆光がいい。逆光なら顔に影ができないし、髪が逆光で光るため、とても立体感のある写りになる。
また、スケッチブックのような白く大きめの紙などを使い、レフ板代わりに光を顔に当てるといい。たったそれだけで、顔は明るく肌色もキレイになる。しかも、瞳にキャッチライトが入り、生き生きとした感じになる。
その2は「背景」。まず、人物の背景をシンプルにするのがポイントだ。あれもこれもと欲張ると、人物が背景に埋もれてしまうので要注意。ただ、人物に集中すると背景にまで気が回らないことも多い。撮影後、液晶モニターでチェックしよう。
実は、簡単に背景を“整理”する方法がある。撮影場所を決めるとき、片目をつぶって見ると、遠近感がなくなり、背景の状況がわかりやすくなるのだ。また、ズームを望遠にして、やや離れて撮影しても、背景を整理しやすくなる。こうして撮った写真は、ちょっとプロっぽい雰囲気になる。
その3は「表情」。とくに素人のモデルは、かなり緊張し、なかなかいい表情をとらえにくい。そんなときには、モデルとのコミュニケーションで緊張感をほぐそう。たとえば、好みのものの話をすると会話も弾み、表情も自然になる。
とくに効果的なのは、食べ物や飲み物を使うこと。食べたり飲んだりのリラックスした雰囲気の中で撮影すると、自然で魅力的な表情を引き出せる。何枚も撮ることで、モデルもカメラに慣れてくるはずだ。
と同時に、撮ったものを液晶モニターで相手に見せ、不安感を 払拭(ふつしよく)して信頼感を得よう。撮ってすぐに見られるのはデジカメの大きな利点だ。また、デジカメなら好きなだけ撮影できるので、なるだけたくさん撮って、後からいい写真を選ぼう。最近は高精細に印刷できる家庭用プリンターが安価で発売されているから、いい写真を何枚もプリントし、お礼としてプレゼントすることも簡単にできる。
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山田久美夫
フォトグラファー。デジタルカメラ情報サイト「DigitalCamera.jp」運営。カメラ誌やパソコン誌にも多く寄稿している。
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【写真解説】
普通に逆行で撮った写真(上)と、スケッチブックの“レフ板”をあてて撮った写真(下)。違いは明らかだ
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この連載記事と完全連動した夕刊フジ企画・制作の番組「目指せ! デジタルちょい 本格(プロ)―デジタルカメラ編―」を無料ネット放送局「GyaO」の「ライフ&カルチャー」チャンネル(http://www.gyao.jp/life/)で配信中です。
1話15分間のトークショー番組で、当連載筆者の山田久美夫氏がゲスト出演し、実際の撮影風景や写真を画面に挟み込みながら、デジカメ撮影のテクニックを4回にわたって伝授しています。ぜひ、ご覧ください。
《番組協賛》
日本ヒューレット・パッカード株式会社
株式会社バッファロー(2006.11.06紙面掲載)

