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「チョコを食べると落ち着く」は本当か
チョコレートの人気が高まっている。カカオに含まれる『GABA』や『ポリフェノール』が話題となり、健康や癒し効果を求め、食べる者が増えているようだ。
実際、「チョコを食べると、落着く」との声をよく聞く。感覚的なものだけでなく、GABAがリラックス効果をもたらしているからだという。
GABAはアミノ酸の一種で、脳内で合成される神経伝達物質の一つ。英語名は『Gamma―Amino Butyric Acid』。その頭文字を取り『GABA(ギャバ)』と呼ばれる。この物質が中枢神経に働き、精神的な安定をもたらすのではないかと考えられている。
旨味調味料の成分として有名なグルタミン酸が「興奮性」の神経伝達物質であるのに対し、GABAは「抑制性」の神経伝達物質。米国の臨床でも、悩みや心配を改善したり、月経前緊張症の緩和や脂肪燃焼、血圧安定などで数多くのデータがあるという。
ただし、健康食品の臨床データなどに詳しい『おない内科クリニック』(群馬)の小内亨医師は、「GABAの効果を裏付けるような信頼できる情報は不十分です。脳内の伝達物質であることは間違いありませんが、外から飲んで効果があるのかは疑問が残る」と指摘する。
ストレスと闘うことが多い日々…。GABAが今後も注目されることは間違いない。(2006.11.07紙面掲載)

