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コンパクトデジカメは3―5万円台で700万画素が主流

pc20061214_00.jpg デジタル一眼レフカメラが大ブレーク中だが、その一方でコンパクトタイプのデジカメにも魅力的な機種が続々登場している。4万円前後で新鋭機が手に入るので、買い替えや新規購入にはいいタイミングだ。ここでは、仕事柄ほとんどのデジカメ新機種を試す機会に恵まれている筆者オススメの製品を一挙紹介しよう。

■700万画素2・5型が主流
 現在、3― 5万円のコンパクト機のCCD画素数は700万が主流。一部で600万画素機も残っているが少数派だ。最近は1000万画素機もラインアップされているが、価格はやや高め。また、通常使用で1000万もの画素数を必要とするケースは、まずない。もし、真の高画質を望むなら、プラス2― 3万円で600万画素一眼レフを購入するべきだろう。
 液晶サイズは2・5型が主流。より大きく見やすい3・0型もあるが、ボディーが大きくなるため、こちらも少数派。したがって、この冬のオススメは「700万画素2・5型モデル」ということになる。

■高感度・手ぶれ補正に顔検出も
 機能面での今年のトレンドは、従来機の4倍近いISO1000を超える「高感度化」と「手ぶれ補正機能」、そしてフィルムカメラの28ミリレンズに相当する「レンズのワイド化」だ。これらの機能は、暗く狭い屋内や旅行先で、存分にその能力を発揮する。
 さらに、この冬の最新機には「顔検出技術」が搭載された。カメラが人の顔の位置を検出し、顔がキレイに写るようピントや露出を自動調整するスグレモノの技術だ。

■1位:キヤノン「IXY900IS」
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 そうした最新トレンドをすべて網羅したのが、710万画素、光学3・8倍ズーム搭載のキヤノン「IXY900IS」(実勢価格4万7200円)=写真左=だ。
 機能満載ながら、スタイリッシュで高品位。操作は簡単かつ軽快で、普段のスナップに威力を発揮する。ラフにカメラを向けるだけで顔が検出され、メーンになる人の顔にさっとピントが合う顔検出機能は便利というより快感に近い。ワイド系ズームも、狭い室内で大人数の記念写真を撮るときなどに便利で、一度使うと手放せなくなるだろう。
 画質も上々で、苦手なシーンが少ない点が頼もしい。触れると一瞬ひんやりとする高級感あふれるステンレス製ボディーも大きな魅力。ただし、ちょっと大柄な印象もある。実売価格は若干高めだが、それだけの価値があるモデルといえる。

■2位:パナソニック「LUMIX FX07」
pc20061214_02.jpg オススメ機種の第2位は、710万画素3・8倍ズーム搭載のパナソニック「LUMIX FX07」(同4万600円)=同右。顔検出機能こそないが、手ぶれ補正、ワイド系ズーム、高感度と三拍子そろっており、ボディーはIXYよりスリムでコンパクトだ。
 とくに、被写体の動きを検出して感度を自動制御する高感度機能はスグレモノ。ライカブランドの高画質なワイド系ズームも魅力。もちろん画質もよく、明快で見栄えのする絵作りには好感が持てる。ボディーの質感も上々。ボディーカラー4色のうち、とくにマット調のブラックボディーは手触り感がよく大人っぽい雰囲気が漂う。
 また、横長画面の16:9モードを搭載しており、大画面テレビで写真を見たい人にオススメ。一部ではすでに実売4万円を切っており、超お買い得だ。

■3位:富士フイルム「FinePix Z5fd」
 第3位は、エビちゃんのCMでおなじみの顔検出搭載薄型モデル、富士フイルム「FinePix Z5fd」(630万画素・3倍ズーム、同3万9800円)。
 本機の魅力は、まさにカメラ任せで顔がキレイに撮れる点。スリム機の中で唯一、顔検出機能を搭載しており、動作もライバル機より快適。画素数は630万だが、独自開発のハニカムCCD搭載で解像感は高く、高感度時の画質はライバル機をしのぐレベルだ。
 ストロボ撮影時の自然な仕上がりも大きな魅力。手ぶれ補正機能はないが、高感度機能が手ぶれをかなり軽減してくれる。まだ発売直後だが、実売で4万円を切っており、これもお買い得だ。

■個性的な機能搭載モデルも続々
pc20061214_04.jpg 最新トレンドをもとにベスト3を挙げてみたが、そのほかにもこの冬は個性的な機能や魅力を備えたモデルがめじろ押しだ。
pc20061214_05.jpg 名刺サイズで高品位な手ぶれ補正機能搭載のソニー「サイバーショット DSC―T10」(720万画素・3倍ズーム、同3万4300円)=同左、薄型機で唯一の5倍ズーム搭載生活防水モデル、オリンパス「μ750」(710万画素・5倍ズーム、同4万2800円)、28― 200ミリ相当の超高倍率ズームをコンパクトボディーに収めたリコー「Caplio R5」(724万画素・7・1倍ズーム、同4万2600円)、薄型でウェブや電子ブックの情報も表示できるカシオ「EXILIM EX―S770」(720万画素・3倍ズーム、同4万7800円)=同右、高品位で実売3万円を切る実力派、ソニー「サイバーショット DSC―W50」(610万画素・3倍ズーム、2万6400円)など多士済々だ。
 ここにきてデジカメもライフサイクルが長くなり、3年以上使えるレベルになりつつある。この記事を参考に、自分の好みや目的にあったモデルを慎重に選んでほしい。
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 ■山田久美夫
 プロカメラマン。国内外すべてのデジカメメーカーと付き合いがあり、国内で発売されるモデルはほぼ全機種テストするデジカメの第一人者。カメラ専門誌やパソコン専門誌からも絶大な信頼を得ている。(2006.12.14紙面掲載)

投稿日: 2006年12月28日

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