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新年を仲間で祝うのに最適なシチリア料理草分けの店
新年を明るく過ごすのには、なによりお薦めな店だ。イタリア料理ファンの誰もが待ち望んでいたレストランが青山学院の脇に昨年10月末オープンした。
「トラットリア・シチリアーナ ドンチッチョ」は、昨年2月に突然閉店した外苑前のシチリア料理のトラットリア「トンマジーノ」の生まれ変わった姿だ。シェフの石川勉さん(45)を始め、7人のスタッフは全員、以前の店から移ってきた。
「閉店してからスタッフ全員、アルバイトなどをしながら、この日の来るのを待ってたんです。港区や渋谷区の物件を探していたんですが、なかなかちょうどいい大きさの物がなくて時間が経ってしまいました」と語る石川さんは、80年代半ばにシチリアで3年間みっちりと修業し、帰国してからもひたすら南イタリア料理を作ってきた斯界の草分けだ。
その、かつての本格的な料理を食べたい客で「トンマジーノ」はあっという間に予約が取れないほどの人気店になった。
今回の店も「シチリア風二種類のカポナータ」(1900円)、「イワシとウイキョウのカサレッチ」(1700円)、「魚介のフリットの盛り合わせ」(2500円)など、メニューからはシチリアの匂いがむんむんと漂ってくるし、ワインは全部シチリアのもの。どんなに高くても1万円はしないリーズナブルな価格設定だ。
写真の「マグロほほ肉とトマト、ミントのスパッカテッレ」(1700円)も、トマトとマグロというシチリアの典型的な素材を使ったパスタ料理。
「マカロニを縦半分に割ったようなパスタなのでソースの絡みが抜群です。定番料理はだいたいいつでもありますが、メニューは素材の旬にあわせて週に一度大幅にチェンジしますから、いつ来ても飽きませんよ」
新しい店内はオレンジを基調にした温かい雰囲気で、席数は44席と前の店の約1・5倍、ラストオーダーは24時。使い勝手のいいカウンターもあるからふたりで密談もできるが、やっぱりそれは野暮というものだ。
この店の楽しみ方はシチリア人になりきって、わいわいがやがや楽しむことである。
東京都渋谷区渋谷2の3の6
電話03・3498・1828(2007.01.04紙面掲載)

