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2007デジタルトレンド展望「ゲーム」
2007年が始まった。今年のデジタル業界やデジタル製品、サービスはどんな方向に進むのだろうか? 夕刊フジ「デジタル@フジ」面執筆者各氏が担当分野別に「2007年のデジタルトレンド」を予測した。
■ゲーム
「ニンテンドーDS」と「Wii」=写真=の大ヒットで、携帯、据置型ともにゲーム市場のアドバンテージを完全に握ったかに見える任天堂。今年は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)をどこまで引き離せるかが最大の見どころだ。
そこで注目されるのが、SCE内で1年ぶりに“現場復帰”を果たした佐藤明副会長。あるソフトメーカー首脳は、佐藤氏の復帰を「超ウエルカム」と手放しで歓迎している。
佐藤氏はSCE設立メンバーの1人。同社のゲーム業界参入当時には任天堂の流通の弱点を徹底して調べ上げ、ソフトメーカーとのビジネスを成立させるなど、豪腕ぶりで知られている。
SCEといえば、先ごろ会長に昇格した久多良木健CEOが有名だが、ハード開発者としてのプライドをどんな場面でも貫こうとする久多良木氏には反発も強い。そんな久多良木氏とソフトメーカーの“緩衝材”としての役割を果たしていたのが佐藤氏だ。
「岩田聡社長と宮本茂専務のコンビが任天堂を引っ張っているように、SCEも久多良木さんと佐藤さんの両方が必要」と前出の首脳は解説する。ソフトメーカーからの信頼厚い佐藤氏が、任天堂の独走をどこまで食い止められるか。その結果が、ゲーム業界や製品の勢力図に影響を与える可能性も高い。 (2007.01.04紙面掲載)

