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Xboxが目指すのは“日本のゲームっぽい洋ゲー”

ブルードラゴン 任天堂「Wii」やソニー・コンピュータエンタテインメント「PS3」などの新型機発売でゲーム業界が盛り上がるなか、一足先に次世代機「Xbox360」を市場投入したマイクロソフトは、大ヒットゲーム「ファイナル・ファンタジー」シリーズの生みの親、坂口博信氏が手がけた「ブルードラゴン」で勝負に出ている。今後の戦略などを、同社の泉水敬Xbox事業本部長に聞いた。

――昨年末、Xbox360の出荷台数が全世界で1040万台を超えました。これには「ブルードラゴン」の影響もありましたか?
 「ブルードラゴンは、本体との同梱版、ソフト単体ともに売れ行きが高く、本体の普及にも当然貢献しました。『よく売れているなあ』というのが率直な感想ですね」

――海外では、カプコンの「デッドライジング」などの新作も好調ですね
 「われわれは日本のソフトメーカーにグローバルなビジネスを提案しているのですが、(カプコンの成功は)良い刺激になったと思います。欧米のユーザーは洋ゲー(欧米風のゲーム)っぽい日本のゲームではなく、日本人ならではの作りこみをした“日本のゲームっぽい洋ゲー”を求めている。そこに気付いた稲船敬二さん(カプコン常務執行役員)はさすがだと思います。今後も、日本のソフトメーカーがグローバル展開をしやすいプラットホームにXbox360を育てていきたいと思います」

 泉水氏がグローバルビジネスの好例として挙げたカプコン。同社の稲船常務は、「日本市場だけの勝負ではダメだと4年ほど前から考えていた。そこで、確実に欧米人に支持される新しいゲームを一緒に作ろう、と泉水さんに相談に行ったのです」と話す。
 そのころ、初代Xbox用のシューティングゲーム「ヘイロー」が500万本以上の大ヒットを記録していたが、稲船氏は「カプコンなら、もっと面白いゲームが作れると思った」。そこで手がけたのが「ロストプラネット」というゲームだった。
 一方、ロストプラネットとデッドライジングの2作を見た泉水氏は「すぐ米国本社に連絡し、当時開発中だったXbox360用のソフトとして出すよう要請した」と言う。
 稲船氏は「正直に言うと、(国内シェアの低い)Xboxへのソフト供給は社内でも反対があった。しかし、本体開発中という難しい時期に『一緒にやりましょう』と言ってくれた泉水さんの言葉は本当にありがたかった」と当時を振り返る。
 ちなみに、ロストプラネットは国内販売が先行し、米国では今月12日に発売されたばかり。稲船氏と泉水氏は「当然、ミリオンセラーを期待している」と自信をみせている。(2007.01.15紙面掲載)

投稿日: 2007年01月31日

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