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道具の進化と低価格で身近に…ルアーフィッシング
体長1メートルを超え、重さが100キロもあるようなビッグフィッシュを狙う釣り人が増えている。釣具の進化によって、多くの人が大物を釣り上げる 醍(だい)醐(ご)味を味わえるようになったからだ。
なかでも、洋上のルアーフィッシングは、広大なフィールドで繰り広げられる豪快なスポーツだ。魚に攻撃するような感覚で、積極的なアプローチを試みる。餌に食いつくのを待つ「のんびりイメージ」とはまったく違う。
ルアーで釣れる魚のサイズはメバルに始まり、カツオやロウニンアジなど年を追うごとに大きくなってきた。ヘミングウェーの「老人と海」で描かれている漁師とカジキの壮絶な戦いはあまりに有名だが、現代のルアーフィッシングはそのカジキさえもターゲット。独特の鋭った頭が水面に顔を出す瞬間は圧巻だ。
数年前まで、大物相手のビッグゲームを楽しむには大金が必要だった。カジキの場合、最低でも100万円ほどかけて道具をそろえ、なおかつ自前で船を用意するか、何十万円もかけて専用の船をチャーターする必要があった。しかし、いまならリールや
はそれぞれ10万円ほどで立派なものが手に入る。また、ルアーフィッシングを楽しむ人が増えたおかげで国内外への遠征もぐっと身近なものになってきた。
釣具の進化の中でも、とくにPEラインと呼ばれる釣り糸の登場は革新的だった。超高分子の編み糸で、従来のものより数倍細くて頑丈だ。魚を誘うためのルアーも、よりリアルな動きを再現できるし、潮の抵抗を受けにくいので、より深く沈む。竿やリールなども小さくなり、軽くて扱いやすいものがずいぶん増えた。最近は、女性や子供も、釣り応え十分のブリやマダイなどへのチャレンジを楽しんでいる。
海釣りを楽しむ人たち向けの雑誌「ソルトワールド」はオリジナルの釣具製作にも力を入れている。15日から販売されている限定品「パックロッド」(釣竿)は、誌面と連動したウェブサイト「サイドリバー」(http://www.sideriver.com/)で購入可能。さまざまな状況に対応できるマルチな1本だが、コンパクトで携帯性も高い。扱いやすいので、初心者にもお勧めだ。(枻出版社「ソルトワールド」編集長・高橋大河)(2007.01.16紙面掲載)

