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漢方で風邪、花粉症に高レベル治療施す名医
■ブラックジャックを探せ!
陣内賢さん(40)―耳鼻咽喉科―
この時期医療機関の中で最もにぎわうのが耳鼻咽喉科。かぜと花粉症の二大流行疾患の患者でごった返すことになる。陣内医師のクリニックにもそうした疾患の患者が日々多く訪れるが、そこでの治療内容は他の耳鼻咽喉科医院とはちょっと違う。じつは陣内医師、漢方の世界に造詣が深く、耳鼻咽喉科領域の治療にも漢方薬を取り込んだアプローチを開発し、効果を上げているのだ。
「以前は一般的な治療だけで対応していたけれど、ある程度よくなったところであとは患者さんが我慢をしてしまう―というケースが見られました。でも、漢方を組み込むことで“快適に治っていく”ケースを多く見るようになったんです」
内科と違って耳鼻咽喉科医が漢方に興味を持つこと自体が珍しい。もちろん他の耳鼻咽喉科医も最低限の漢方の知識は持っているが、そこで処方される漢方薬は多くて5種類程度だ。しかし陣内医師が日頃の診療で処方する漢方薬の種類は50種類に及ぶという。
「西洋医学の薬は“敵を倒す”のが目的だが、漢方は“自分”に働きかける。だから必ずしも漢方薬だけで治療するのではなく、双方のいいところを使い分けることで効果が高まるのです。事実、アレルギー症状を取るだけなら抗アレルギー剤のほうが効果は顕著ですからね」
一般に漢方薬は効果が緩やかに表れると思われているが、陣内医師によればそんなことはないという。
「飲んで15分で効果が表れる薬もある。そうしたことを医療の側が知らなすぎるのが問題。まあ僕も自分から勉強するまで、そんなこと知りませんでしたけどね(笑)」
耳鼻咽喉科の疾患は治療が長引くケースもある。そんな中で西洋と東洋の高いレベルでの融合を目指す耳鼻咽喉科医がいることを覚えておいて損はない。
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■じんのうち・けん
1966年東京都品川区生まれ。滋賀医科大学卒業後、日本医科大学耳鼻咽喉科、伊勢崎市民病院、シドニー大学、海老名総合病院を経て01年陣内耳鼻咽喉科クリニックを開業し院長。医学博士。趣味はボウリング。特技は野球(大学時代に関西大学ベストナイン選出)。(2007.01.18紙面掲載)

