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東京マラソンとITサービス、ダメだったことと良かったこと

■デジタル・ネタ帖
 18日に行われた「東京マラソン2007」には、わが夕刊フジBLOGスタッフの「まつ子」も出場。管理人は物見遊山も兼ねて冷たい雨のなか応援に出かけたが、なにせ3万人が走る大レース。その中からチビのまつ子を見つけるのは至難の業。というわけで、頼みの綱は大会本部が事前に用意した「ランナーズアップデートサービス」だった。

 これは、各選手のシューズのひもに付けた無線ICチップからデータを得て、その選手の5キロごとの通過時間やラップタイムを表示するというサービス。同サイトで選手のゼッケンまたは姓名を入力すると時間が表示される。携帯電話にも対応していたので、街頭に出ている人もお目当てのランナーが大体どのあたりを走っているのかがわかる…はずだった。
 だが結局、このサービスはレース中にはまったく役に立たなかった。いつアクセスしても「DB調整中」の表示が出るのみで、まつ子のデータは最後まで携帯の画面には表示されなかったのだ。
 途中で立ち寄った地下鉄銀座駅のDellリアルサイトではパソコンでも検索してみたが、やはり同じ結果。係員は「同時に多くの人が通過したため、感知できなかったのかもしれない」と語っていたが、実際はアクセス集中で表示処理ができなかったようだ。というのも、レース後には何事もなかったかのように、まつ子の通過時間やラップタイムがきれいに表示されたからだ。
 大会サイトにはアクセス集中に関するお詫びも出たが、せっかく携帯電話にも対応したのだから、もうちょっと頑張ってほしかった。まあ、1回目だし、感動的な大会だったので水に流しますが…。
 一方、こりゃなかなか良いなと感心したのは、フジテレビが実施した「全完走ランナーのゴールシーンを完全録画中継」というオンデマンドの動画サービス。
 ゴールゲート前に据え付けたカメラの映像を10分刻みで公開しているもので、ランナー自身はもちろん、応援者も見られなかったゴールの瞬間の映像を現在も見ることができる。テレビ中継で3万人全員を映すことはできないが、ネット動画なら可能だ。テレビの限界をテレビ局自身がネットの力でフォローした点がとても興味深かった。
 ちなみに、まつ子は終始力を抜いた走りで余裕の完走。浅草から折り返してきた銀座4丁目では、沿道にいる管理人のそばをいったん通り過ぎた後、1人だけ逆走して戻ってくるという芸当も見せてくれた(周りの観客は驚いていたが…)。当然、ゴールシーンにもヘラヘラ笑いながらゲートをくぐる姿がばっちり映っていた。とにもかくにも、ご苦労さまでした。
(夕刊フジBLOG管理人・ささき)

投稿日: 2007年02月20日

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