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ビスタ“乗り遅れ”日記(9)―終了は“切断”から“休止”へ
レノボ・ジャパンから借りた「ThinkPad X60」の返却期限が迫っているのだが、紙幅の関係もあり、今日もワンテーマのみの紹介になる。今日はビスタで新しく採用された「起動と終了」について。
ウィンドウズXPまでの「終了」とは、パソコンの電源を完全にオフにすることだった。そのため、起動時には一からシステムを読み込み、終了時には変更されたデータやシステムを完全に記録したうえで電源を切るという一連の作業が必要だった。パソコンの起動と終了にやたらと時間がかかるのは、そのためである。
しかしビスタは、「スリープ」という“終了”方法を採用した。パソコンを“切断”するのではなく“休止”する、という方法である。従来のXPにも、内蔵メモリに作業状態やデータを保存する「スタンバイ」と、ハードディスク(HDD)に保存する「休止」という2つの休止方法があったが、これを“いいとこ取り”したのがビスタの「スリープ」だ。
ビスタのスタートメニュー内にある電源のアイコン=画面写真、囲み部分=をクリックすると、ノートパソコンの場合は従来の「スタンバイ」状態になる。この状態では微量の通電が続いているが、内蔵バッテリーが少なくなるか18時間経過すると、「休止」状態に移行する。
一方、デスクトップパソコンには、「ハイブリッドスリープ」という休止方法が採用された。スリープの動作処理中にメモリだけでなくHDDにも作業状態やデータを同時に記録するもので、休止中に電源ケーブルが抜かれてメモリから情報が消えても、HDD側から作業状態を復元できる。 実際には、従来のスタンバイを「終了」と言い換えただけに近いものだが、これで「ビスタの起動と終了は速くなった」と感じるユーザーは多いだろう。ちょっと納得いかないが…。
完全に電源を切りたい(シャットダウンしたい)場合や再起動したい場合のためのメニューも用意されている(2007.03.01紙面掲載)
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