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発見!うつ病改善に役立つ足指の特効ツボ

足指の特効ツボ ツボ療法といえば、体の痛みやこりに効くというのが一般的イメージ。「うつ」に効果のあるツボと聞いて、意外に思うかたもいるだろう。
 足の指の間にある「足指間穴」というのが、そのツボ(位置はイラスト参照)。

 東洋医学と西洋医学を融合した針灸治療を行う長野式針灸でうつ病の特効ツボとされている。長野式針灸を実践する一人、村上裕彦針灸師(針灸治療院・尚古堂)はこう語る。
 「東洋医学では『上の病は下で取る』という。つまり、『頭の病を足で取る』ということで、足指間穴がそのよい例」
 村上針灸師の治療例を紹介しよう。45歳、エリート銀行員の男性。仕事の悩みに子供の入試ストレスが重なったのがきっかけでうつ病を発症。不眠とうつ症状があり、仕事を休みがちに。精神科に1年以上通院したが、改善を見なかったという。足指間穴のツボ刺激を中心に針灸治療を行ったところ、数回の通院で表情が明るくなるなど状態が改善。抗うつ剤や睡眠剤を徐々にへらしていくことができ、約5カ月でほぼ完治。元気に社会復帰している。
 なぜ、ツボ刺激がうつ病に有効なのだろう。
 「東洋医学では、異常のある個所だけを治すという発想ではなく、心身の全体的なバランスを正すことで本来の健康な状態を取り戻すと考える。そこにはもちろん、精神の安定も含まれている」
 一方の西洋医学では、うつ病などの心の病に脳の機能障害が関連しているとして、薬で脳の働きを調整することが研究されてきた。東洋医学と西洋医学、両方のよいところを組み合わせるという考え方は、今後ますます注目されるだろう。
 「心と体は密接にかかわっているもの。体の症状に精神的ストレスが関与していることも多いし、反対にうつ病のような心の病に体のゆがみが関係していることもある。たとえば、背骨の側湾や足のゆがみをとると、うつ病が改善する例が多い。
 また、針灸治療で体の症状が改善してきた患者さんが、ふと涙を流し、つらかった心のうちを語り出すことがある。これは病気が治る前ぶれで、実際にその後よい経過をたどることが多い」
 足指間穴への刺激は、ようじを十数本ゴムで束ねたものでトントンとリズミカルにたたいて行うのがよい。力を入れすぎないように注意して、皮膚の表面が少し赤くなる程度を目安に刺激する。
 足の指と手の指を組み合わせ、グルグルと回したり、手の指で足指を外側に開いたり、後ろに反らせたりするのも有効。 (2007.03.12紙面掲載)

投稿日: 2007年03月28日

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