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新作映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
【こんな話】
オトン・父(小林薫)と別居したオカン・母(内田也哉子)はボクを連れて九州・小倉から筑豊に移り、小料理屋を手伝いながら女手一つでボクを育てた。70年代の大分での美術高校下宿生活後、80年代にボク(オダギリジョー)は東京の美大に入った。そこでボクはオカン(樹木希林)から金をせびりながら自堕落な日々を送る。
しかし、90年代には心機一転、イラストレーターやコラムニストとして食えるようになり、売れっ子に。やがてオカンを東京に呼び寄せて一緒に住む。優しく温かい、たくましくてユーモアたっぷりのオカンはボクの友人達の人気者になるが、その矢先、オカンが重い病気に…
【データ+ひとこと】
公開中、上映時間2時間22分。原作はご存じ、リリー・フランキーの自伝ベストセラー。テレビでスペシャル、そして連続ドラマになったばかり。
素朴な日本の親子のぬくもりが温かく伝わる。樹木の実の娘、内田が母の若い頃を演じているのがドラマにリアル感を与えている。
監督・松岡錠司、脚本・松尾スズキ。
◆映画評論家 野島孝一
★★と半分
少年時代の回想はロケセットも含めよく出来ていた。しかし、がん患者のオカンが苦しむ姿を延々と見せられるのはたまったものではない。
◆映画ライター ミルクマン斉藤
★★★
筑豊と母、2つの故郷を喪失する男性をオダギリが好演。しかし故郷意識の薄い僕には親孝行映画としか結局思えず微塵も泣けない、哀しいけど(笑)。
◆本紙評論家 やまがたじゅん
★★★
淡々とした流れに日本的な温かみが感じられる。ただ長さも含め、やや間延びした感。ボクの感情の起伏をもう少し出しても良かったかも。(2007.04.12紙面掲載)
